伝説のチャンピオンとその家族の闘いを描いた感動の人間ドラマ『サウスポー』のボクシングシーンを徳光和夫が実況する映像が解禁された。

アカデミー賞監督アントワーン・フークアとジェイク・ギレンホールがタッグを組んで贈る感動の人間ドラマである本作。愛する妻の死をきっかけに、全てをなくしたボクシングの元世界チャンピオンが、亡き妻と最愛のひとり娘との絆を取り戻すために、過去の自分に別れを告げ、再びリングへ上がる。演技派俳優ジェイク・ギレンホールが無敗のチャンピオン、ビリーを熱演。本年度アカデミー賞にもノミネートされ、今や世界が注目する女優レイチェル・マクアダムスが妻モーリーンを演じる。さらに、フォレスト・ウィテカーがビリー再生の鍵となる男ティックを演じる。

今回解禁された映像では、「日本感動協会」のチェアマンに就任した徳光和夫が、本作の感動を日本中に伝えて感動の輪を拡げるべく、劇中4試合のボクシングシーンのアテレコ実況をしている。

初戦の実況では、無敗の世界チャンピオンである主人公ビリー・ホープ（ジェイク・ギレンホール）の、あえてパンチを受け、怒りをエネルギーに変えて相手を倒していく戦法を「顔を切らせて肉を取る」と独特の言い回しで表現するなど、多くのスポーツ実況で日本中に感動を伝えてきたベテランアナウンサーとしての実力を存分に発揮している。クライマックスとなる最終戦の実況では、自らが受けた衝撃と感動をどのように表現すれば視聴者に伝わるのか、慎重に言葉を選び、鋭い眼差しで画面に向かう徳光の姿が映し出される。鬼気迫り、魂を込めながら感動を伝える様子に胸が打たれる映像となっている。

徳光は本作について「感動がボディーブローのように効いてくる映画。私はこういった映画が本物の感動映画ではないかと思いますね」と語っており、本作の鑑賞時に号泣している様子も暗視カメラ映像として収められている。