ジャスティン・リン、ザカリー・クイント、クリス・パイン、J.J.エイブラムス、カール・アーバン

ジャスティン・リン、ザカリー・クイント、クリス・パイン、J.J.エイブラムス、カール・アーバン

シリーズ最新作『スター・トレック BEYOND』の公開を控える『スター・トレック』の50周年を記念したファン・デーイベント5月20日(金)にハリウッドのパラマウント・スタジオが開催された。

全世界で8億5,300万ドルを稼ぎ出し、壮大なスペクタクルとドラマティックなストーリーによって新しいSFアクション超大作シリーズに作り上げたJ.J.エイブラムスが贈るシリーズ最新作『スター・トレック BEYOND』。本作で監督を務めるのは、全世界を熱狂させた『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リン。脚本は、前作に引き続きスコッティ役として出演するサイモン・ペッグとともにダグ・ユングが務める。キャストは、クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、カール・アーバン、アントン・イェルチンらが引き続き出演し、新たに『007』の次期ジェームズ・ボンドとしての呼び声も高いイドリス・エルバ、『キングスマン』で義足の殺し屋ガゼル役の華麗なアクションで魅了したソフィア・ブテラ、『ワイルド・スピード EURO MISSION』でジャスティン・リン監督とタッグを組み、その卓越したアクションが話題のジョー・タスリムが出演する。

今回開催されたファン・デーイベントには、世界中のファンがハリウッドに集結。J.J.エイブラムス、ジャスティン・リン、クリス・パイン、ザカリー・クイント、カール・アーバンが登壇し、シリーズについてや自身が演じる役について語られた。招待客は“なぜ自分がこのイベントに参加するべきか”を伝える50秒以内のビデオ映像を送るコンテストを経て選ばれた約500人。スタジオのサウンドステージ内に特別に作られた宇宙艦隊の内部を模した会場で行われた。

『スター・トレック』(2009)、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(2013)の監督を務め、最新作では製作を務めるJ.J.エイブラムスは、シリーズについて「今日は『スター・トレック』シリーズの50周年を祝うイベントだ。僕が生まれたのも同じ年だから同じ年月を感じる。だから参加できて驚いたし、光栄に思うよ」と挨拶した。続けて「正直に言うと子どもの時は『スター・トレック』のファンではなかった。でも間違っていたよ。見始めると大ファンになった」と明かし、最新作のジャスティン・リン監督については「彼はシリーズの大ファンだった。この作品を愛し、よく知っていて、話すと刺激を受けた。だから監督として求めている人だと思った。一緒にやれたことは幸運だった」と絶賛した。リン監督は「『スター・トレック』は、キャラクターとスタッフと旅に出ている感じで未知なる世界を切り開いている。だから凄く好きで、キャラクターは50年間愛されてきた。だから敬意を払って挑戦してきた」と熱い想いを表した。

エイブラムスとリン監督は、本作の世界プレミアが、7月20日にサンディエゴのコミコンにて、世界初のアウトドアIMAXスクリーンで、ライブのオーケストラを使って行われると発表し、さらにこのファンイベントに参加した全員をこのプレミアにも招待されることが伝えられると、会場は大きな歓声に包まれた。

続いて、エイブラムスとリン監督に代わり、クリス・パイン、ザカリー・クイント、カール・アーバンが登壇。パインは、自身が演じたカークについて「カークにとってまず浮かぶのは父の存在だ。カークが生まれた日に父が命を落とした。それで自分が何なのかさまよって、会った事のない父を意識している。そのプレッシャーは大きいと思う。今作では彼は“自分”と向き合う。エンタープライズのキャプテンとして自分を越えていく。新しい戦艦には自由がある。船長として何がしたいか。仲間の幸せは何か。色んなドラマもあるんだ。そんなカークが観れておもしろいよ」と語った、最新作についても「このシリーズは本当におもしろい。この映画で一番に大切にしたのは、どれだけおもしろいかだ。素晴らしい脚本で、かっこいいアクションで何よりもおもしろい」と語り、「みんなで笑わせ合った。サイモン(・ペッグ)は僕の背中に落書きしたりして笑わせていた。本当に楽しかった」と撮影時を振り返った。アーバンも「バンクーバーで撮影をして、LAでも撮って、お互いの関係性を深めたというか、一緒にいる事を強要されたな(笑)僕たち仲間は信頼し合っている。それがスクリーンで伝わると思う」と語り、キャスト同士の仲の良さをアピールした。

クリントは、昨年亡くなったオリジナル版でスポックを演じたレナード・ニモイに敬意を表し「よく聞かれるよ、レナード・ニモイがいない撮影はどうかって。彼はこの作品の一員だし、彼の代わりはいない。亡くなったことを残念に思う。しかし我々は彼の心を受け継いでいる。本作の一員として、全員が彼の精神や献身的な貢献を尊び、それを受け継いでいる。本当に寂しい。でも彼はそこにいる。そんな気がするんだ」とコメント。ニモイに敬意を表し、パラマウントは、オリジナルの『スター・トレック』が撮影されたステージ31のある通りを「レナード・ニモイ・ウェイ」と命名し、祝福の儀式には、ニモイの家族も出席して、ファンたちとともにシャンパンで乾杯した。

イベントでは、新トレーラーやフッテージ映像が特別に上映された。締めくくりはカクテルパーティが行われ、衣装や小道具などが展示される中、みなそれぞれに撮影を楽しんだり、キャストらも顔を出すなど、ファンにとって大興奮のイベントとなった。

カール・アーバン、クリス・パイン、ザカリー・クイント

カール・アーバン、クリス・パイン、ザカリー・クイント

クリス・パイン、J.J.エイブラムス、ジャスティン・リン、ザカリー・クイント

クリス・パイン、J.J.エイブラムス、ジャスティン・リン、ザカリー・クイント

ザカリー・クイント

ザカリー・クイント

『スター・トレック』50周年記念ファン・デーイベント (6)

『スター・トレック』50周年記念ファン・デーイベント (7)

『スター・トレック』50周年記念ファン・デーイベント (8)

『スター・トレック』50周年記念ファン・デーイベント (12)

映画『スター・トレック BEYOND』は2016年10月21日(金)より全国で公開!

製作:J.J.エイブラムス
監督:ジャスティン・リン
出演:クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ペグ、カール・アーバン、アントン・イェルチン、ジョン・チョー、イドリス・エルバ、ソフィア・ブテラ、ジョー・タスリム
配給:東和ピクチャーズ

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