トム・ヒドルストンが伝説のシンガーを演じる『アイ・ソー・ザ・ライト』が10月1日(土)より全国で公開されることが決定した。
本作は、1950年代前半に“キング・オブ・カントリー”と称されたアメリカのシンガー、ハンク・ウィリアムスの半生を描いた伝記映画。1923年にアラバマ州で生まれ、二分脊椎症を抱えながら貧困の中で育ち、1947年にカントリーか主としてメジャーデビューを果たす。それから6年後の1953年に29歳で他界するまでの短い活動期間にもかかわらず、エルヴィス・プレスリーやザ・ビートルズなどの偉大なミュージシャンたちへ受け継がれたハンク・ウィリアムスが生んだ音楽。影響されたミュージシャンは数多く、“ルーツ・オブ・ロック=ロックの父”と呼ばれる偉大な伝説のシンガーである。彼の偉業をたたえるベスト盤やトリビュートアルバムは多く発売されているが、中でも「タイムレス~ハンク・ウィリアムス トリビュート」(2001)にはボブ・ディラン、ジョニー・キャッシュ、キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ)、BECKなどそうそうたる顔ぶれで、時代や世代を超え、さらに国境やジャンルも超えて、今も奈緒人々の心に行き続けている伝説的存在であることを示している。
本作では、主人公ハンクを演じるのは『マイティー・ソー』『アベンジャーズ』のロキ役を演じて大人気となっているトム・ヒドルストン。エンパイア誌やELLEなどの名だたる英国誌が選ぶ“マン・オブ・ザ・イヤー”を受賞してきたヒドルストンは、今年4月に発表されたブリティッシュ・ナショナル・フィルム・アワードで最優秀男優賞に選ばれ、現在最も英国に愛される俳優と呼ばれている。劇中では、猛特訓の上でハンクの曲をすべて自らが歌い、自身が経験した悲しみや人生のつらさを歌にのせることで人々に希望を与えた伝説のシンガーを見事に演じきっている。
ハンクの妻オードリーには、『GODZILLA/ゴジラ』でヒロインを演じ、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でスカーレット・ウィッチを演じるエリザベス・オルセン。自身もシンガーとして活動したいという想いを抱えながらも、家庭を支えなければならない女性の複雑な想いを切なく表現している。
1944年米アラバマ州。ハンク・ウィリアムスは愛する女性オードリート結婚し、幸せな生活を送っていた。ハンクはシンガーとして成功するが、オードリーもまたシンガーとしての夢を諦められずにいた。そんな想いが家庭に不穏な雰囲気を漂わせていたが、二人の間に息子が生まれ、彼らの人生は再び希望に満ち溢れる。しかし、ハンクはおなく活動が順調に進むにつれて家族との溝が深まり、その寂しさを紛らわせるために、ほかの女性やアルコールに逃げてしまう日々を送っていた。シンガーとして優等生であることを求めるレコード会社と、父親を必要としている家族。翻弄されながらも、ありのままの自分であろうとするハンクは、その想いを歌に込めた―。
映画『アイ・ソー・ザ・ライト』は2016年10月1日(土)より新宿ピカデリーほか全国で公開!
監督・脚本:マーク・エイブラハム
出演:トム・ヒドルストン、エリザベス・オルセン
配給:カルチャヴィル、ローソンHMVエンタテイメント
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