本作の原案となったのは世界的人気ゲーム「ウォークラフト」。3部作の大ヒットを受け、新たに製作された大規模多人数同時参加型オンラインRPG(MMORPG)「ワールド・オブ・ウォークラフト」が、2008年に登録者最多のMMORPGとしてギネス世界記録に認定。その「ウォークラフト」の世界をスクリーンに再現するため、レジェンダリー・ピクチャーズが製作、圧倒的なVFS効果を生み出すILMが特殊効果を担当し、さらにデヴィッド・ボウイの息子で、『月に囚われた男』や『ミッション:8ミニッツ』で独自の世界観を描き、高い評価を得ているダンカン・ジョーンズが監督を務める。剣と魔法の世界“アゼロス”を舞台に、人間、オーク、ドワーフ、エルフなど、数多の種族が国や一族、そして愛する者を守るために生死をかけた決断を迫られる壮大な物語が圧倒的なクオリティで描かれている。
今回、本作の特徴のひとつでもある最先端の技術に迫る特別映像が解禁された。本作の特殊効果に参加し、本映像中でもダンカン・ジョーンズ監督が触れている通り“CG界の神”として崇められているILMが生み出す最新技術。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)の圧倒的なVFX効果が記憶に新しいILMの技術に迫る。
剣と魔法の世界“アゼロス”を舞台に、人間、オーク、ドワーフ、エルフなど、数多の種族が壮絶な戦いを繰り広げる本作。ダンカン監督が「最重要課題はオーク族のビジュアル」と語るように、物語の主役であるオークというキャラクターにいかに感情移入してもらうかという部分が製作の大きな鍵を握った。ILMのVFXチームは、微妙な表情の表現に限界がある特殊メイクではなく、顔のフェイシャル・キャプチャーを進化させた新たな方法に挑戦。本映像では、オーク側の主人公であるデュロタンを演じたトビー・ケベルの微妙なニュアンスを含んだ表情すべてがキャプションされ、瞬きから口角の動き、目のかすかな揺らぎにいたるまで、見事に表現される様が映されている。今回、“ヘアクラフト”という毛専門の技術も導入しており、オークの躍動感の表現に一躍買っている。壮大な世界観を持つ本作は、数々の名作を手がけてきたILMのスタッフ陣にとっても刺激的な仕事だったようで、VFXスーパー・バイザーのジェフ・ホワイトは「夢のような機会だったよ」と語る。そして「彼らはまさに映画の最先端だよ」と力強くILMを褒めるダンカン監督の言葉に、本作への期待が高まる。
映画『ウォークラフト』は2016年7月1日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国で公開!
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:トラヴィス・フィメル、ポーラ・パットン、ダニエル・ウー、ベン・フォスター、ドミニク・クーパー
配給:東宝東和
(C) Universal Pictures