『ハイ・ライズ』ポスタービジュアル

巨匠J・G・バラードのSF小説を映画化した『ハイ・ライズ』の日本オリジナル予告編と本ポスタービジュアルが解禁された。

2015年トロント国際映画祭への正式出品をはじめ、2015年英国インディペンデント映画賞男優賞、脚本賞、助演男優賞、助演女優賞ノミネートなど各国で話題となっている本作。『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』シリーズのロキ役で人気となった俳優トム・ヒドルストンや、『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』のジェレミー・アイアンズなど英国が誇る豪華俳優陣が集結。本作の舞台となる40階建ての新築タワーマンション(=ハイ・ライズ)はラグジュアリーな内装や抜群の眺望、さらにあらゆる設備が整い、人々の生活の夢を具現化したような理想の住居空間。上階に行くにつれ住民が富裕層になっていくハイ・ライズで巻き起こる、皮肉な現代社会のヒエラルキーの崩壊。パーティ三昧の贅沢な毎日を過ごしていたセレブたちが堕落し、崩壊していく様子をミステリアスかつアーティスティックな映像美で描く。監督はイギリス内外で評価を高めているベン・ウィートリーが務める。

今回、本作の日本オリジナル予告編と本ポスタービジュアルが解禁された。先日公開されたマナー広告に引き続き、ヒドルストンの日本語吹替えでおなじみの平川大輔によるナレーションで紹介される「ハイ・ライズ」の住民たち。派手なパーティが開かれる様子や、新生活を謳歌する様子が映し出される。しかし、上層階と下層階がけん制し合い、それが徐々に加速していく中、下層階に住むTVディレクターのワイルダー(ルーク・エヴァンス)が不満を募らせ反旗を翻し、ついに階級闘争が勃発する。科学技術の基礎とも言える“電気”が途絶える停電や退廃的かつ官能的な映像美が、人々の理性やユートピアが音を立てて崩れていく様子を効果的に表現しており、映画本編への謎と期待が高まる。

ベン・ウィートリー監督は「観客がどのように物語を見ることになるかにこだわったんだ。ポータブルカメラを使い、報道用に使うようなカメラは使わなかった。観客に代わって目撃しているような捉え方ができたから、その場で物語を見ているような気分になれると思うよ」とコメントを寄せている。

『ハイ・ライズ』

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『ハイ・ライズ』 (7)

映画『ハイ・ライズ』は2016年8月6日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開!

監督:ベン・ウィートリー
出演:トム・ヒドルストン、ルーク・エヴァンス、ジェレミー・アイアンズ、シエナ・ミラー、エリザベス・モス、ステイシー・マーティン
配給:トランスフォーマー
2015年/イギリス/119分

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