エリート外科医とカリスマ神父に起きた奇跡をユーモラスに描く『神様の思し召し』の予告編が解禁された。

昨年の第28回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され観客賞を受賞した本作。天才だが傲慢なエリート外科医と、ムショ帰りだが大人気のカリスマ神父。医学生の息子から「神父になる」と告げられ、わが道に戻すためにあの手この手で奮闘する。住む世界の違うふたりに起きた生涯最高の奇跡とは―。エドアルド・ファルコーネ監督の監督デビュー作となる本作。本国イタリアでは、イタリア映画最高の名誉とされているダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞やイタリア映画記者組合が主催するナストロ・ダルジェント賞など数々の映画賞を受賞し、話題となった。笑って泣いて、人生を見つめなおして見つけたものは―。

今回、予告編映像が解禁された。傲慢な外科医のトンマーゾと、前科者だが皆から慕われる人気者のピエトロ神父。トンマーゾは恵まれない信者のふりをしてピエトロ神父に近づく。一見相容れない二人が、ひと波乱ありながらも、次第に心を通わせていく様子がおもしろおかしく表現されている。

今日も完璧なオペで、患者の命を救った心臓外科医のトンマーゾ。医師としては天才だが、傲慢で毒舌で周りからは煙たがられていた。妻との仲は倦怠気味で、お気楽な長女はサエない男と結婚。それでも頭脳明晰な長男が医学の道を継いでくれれば満足だと思っていた。ところがある日、医大生の息子が「神父になりたい」と宣言。表向きはモノわかりのいいフリをして調査に乗り出したトンマーゾは、息子がハデなパフォーマンスで人気のピエトロ神父に“洗脳”されているとニラみ、信者として教会に潜入する。目に見えるものだけ信じる医師、見えないものこそ信じる神父。真逆のふたりの対決と、いつの間にか芽生えたまさかの友情の行方は？神に心臓病が治せるか？医者に人生が治せるか？混乱した家族の関係はどう治す？