ブルックリンを舞台に、“若いつもりの40代”と“成功したい20代”の交流とギャップを80年代のサウンドに乗せてカラフルに描く、クスッと笑えて、少しほろ苦い、大人のロマンティック・コメディである本作。監督を務めるのは、研ぎ澄まされた人間観察力とシニカルな語り口、それでいてハートフルな温かさを忘れないというスタイルから、“ポスト ウディ・アレン”と注目されているノア・バームバック。若いつもりの40代カップルをベン・スティラーとナオミ・ワッツが、成功したい20代のカップルをアダム・ドライバーとアマンダ・サイフリッドが演じる。
本作で、レコードやタイプライター、VHSビデオテープといったレトロなカルチャーを愛用し、SNSに頼らない“生の体験”を大事にする20代カップルを演じているのが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のカイロ・レン役で一気にスターダムに上り詰めたアダム・ドライバー。本作でも、あのカイロ・レンを想起させるようなミステリアスで野心的、そしてどこか影のある男を演じてる。なんでも卒なく器用にこなしてしまう姿が鼻につくが、その愛嬌と茶目っ気で憎めない愛らしいキャラクター。
ノア・バームバック監督の前作『フランシス・ハ』(2012)にも出演したアダムだが、他にも話題の出演作が続いている。特に巨匠と呼ばれる監督から厚い信頼を寄せられている様子が伺える。
クリント・イーストウッド監督
『J・エドガー』(2011)
スティーヴン・スピルバーグ監督
『リンカーン』(2012)
ノア・バームバック監督
『フランシス・ハ』(2012)
『ヤング・アダルト・ニューヨーク』(2014)
ジョエル&イーサン・コーエン監督
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス/名もなき男の歌』(2013)
さらに、マーティン・スコセッシ監督の『Silence(原題)』(2016)、2000年に制作が打ち切りになった作品のリベンジ作でもあるテリー・ギリアム監督『The Man Who Killed Don Quixote(原題)』(2017)、スティーブン・ソダーバーグ『Logan Lucky』などの注目の作品が控えている。
全世界待望の「スター・ウォーズ」シリーズ最新作も待機する注目の若手実力派俳優に注目だ。
映画『ヤング・アダルト・ニューヨーク』は2016年7月22日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国で公開!
監督:ノア・バームバック
出演:ベン・スティラー、ナオミ・ワッツ、アダム・ドライバー、アマンダ・サイフリッド
配給:キノフィルムズ
(C)2014 InterActiveCorp Films, LLC.