日本初上陸のミュージカルコンサート「アイ・ラブ・ミュージカルズ」が7日(木)に日本武道館で開催される。
ピーター・ジョーバックが考案した「アイ・ラブ・ミュージカルズ」は世界最高峰のミュージカルスターが集結し、名作ミュージカルのベストナンバーを東京フィルハーモニー交響楽団による生演奏と大きなスクリーンをバックにダイナミックな演出で贈る豪華ライヴステージ。ヨーロッパで15万人を動員しており、今回日本初上陸となる。ブロードウェイやウエストエンドで活躍するミュージカルスター、ピーター・ジョーバック、ラミン・ラリムルー、ノーム・ルイス、シエラ・ボーゲスの4名と、日本ミュージカル界から新妻聖子が出演する。日本での公演が初共演3人のファントム(「オペラ座の怪人」)などが注目される。
通常のミュージカルのように2幕構成の本コンサートは、見るものを瞬く間にミュージカルの世界に引き込む。ウエストエンドで自身が出演したピーター・ジョーバックが歌い上げる「神よ 何故?」(『ミス・サイゴン』)、『リトル・マーメイド』で初演オリジナル・キャストを務めたシエラ・ボーゲスによる「パート・オブ・ユア・ワールド」など、多彩なミュージカル作品の名曲が目の前で次々と繰り広げられていく。
注目は、今回の日本公演で初共演となる3人のファントムだ。本コンサートを考案したピーター・ジョーバックはブロードウェイとウエストエンドで、ラミン・カリムルーもブロードウェイとウエストエンドで演じたほかロンドンで行われた25周年記念公演にも出演、ノーム・ルイスはアフリカ系俳優として初めてブロードウェイでファントムを演じている。3人に加え、本コンサートでは、ラミンとともに25周年記念公演でクリスティーヌ役を演じたシエナ・ボーゲスも加わる。この豪華な『オペラ座の怪人』キャストが歌い上げる名曲の数々は、忘れることのない最高の思い出になるだろう。
さらに欠かせないのが、ラミン・カリムルーがバルジャン役でトニー賞にノミネートされ、ノーム・ルイスはジャベール役を演じ、新妻聖子はミュージカルデビューとなったエポニーヌ役を演じた『レ・ミゼラブル』。映画の大ヒットも記憶に新しい、この『レ・ミゼラブル』がどのように歌い上げられ、どのように見るものに訴えかけるのかが、大いに期待される。
この他にも『スウィーニー・トッド』や『シカゴ』『ウエスト・サイド物語』など、きっとどこかで聞いたことがあるミュージカルの名曲が心に響くことだろう。7月7日の七夕に、一日限りで行われる夢のステージをぜひ見逃さないで欲しい。
※公演回により歌い手が異なる楽曲あり
出演者
★ピーター・ジョーバック
ウエストエンド『ミス・サイゴン』のクリス役を務めるほか、ブロードウェイとウエストエンドで『オペラ座の怪人』ファントム役を演じ、同作の25周年記念公演に歴代ファントムとして出演。スウェーデンの国民的スター。
★ラミン・カリムルー
ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた『オペラ座の怪人 25周年記念公演』ファントム役で世界の注目を集め、ブロードウェイ『レ・ミゼラブル』ジャン・バルジャン役でトニー賞にノミネート。母国カナダでの『エビータ』チェ役も控えるミュージカル界屈指の超人気スター。
★ノーム・ルイス
『レ・ミゼラブル』ジャベール役を演じ、同作の25年記念コンサートにも出演。『ポギー&ベス』ポギー役でトニー賞ノミネート。『オペラ座の怪人』ではアフリカ系俳優として史上初のファントム役を務めた話題のブロードウェイ俳優。
★シエラ・ボーゲス
『オペラ座の怪人』、『レ・ミゼラブル』、『リトル・マーメイド』などの人気ミュージカル作品でメインキャストを務めたミュージカル界のトップスター。2012年の『4Stars』来日公演(青山劇場)で圧巻の歌唱力を披露。『オペラ座の怪人 25周年記念公演』ではクリスティーヌ役としてラミン・カリムルーと共演している。
★新妻聖子(スペシャルゲスト)
『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役に大抜擢されミュージカルデビュー。『ミス・サイゴン』キム役や『キャンディード』クネゴンデ役では、豊かな声量と表現力で海外スタッフも絶賛する日本ミュージカル界の歌姫。
「アイ・ラブ・ミュージカルズ」
日時:2016年7月7日(木) 昼公演/13:00開場・14:00開演、夜公演/17:30開場・18:30開演
会場:日本武道館
料金:S席10,800円、A席8,640円、B席6,480円
昼・夜セット券(S席)21,600円(特典付・数量限定)
U25チケット7,500円
※料金は税込
※昼公演と夜公演は一部内容が異なる
※未就学児童入場不可能
※やむをえない事情により変更になる場合あり
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