コメディ映画の祭典「第9回したまちコメディ映画際in台東」で吹替えの醍醐味を味わえる映画講義「とり・みきの吹替え“凄ワザ”講義」第2弾が行われることが決定した。

日本初の本格コメディ映画際として台東区で行われる「したまちコメディ映画際in台東」は、「映画」「したまち」「笑い」の3つの要素を掛け合わせ、一体となって盛り上がれる住民参加型を目指した映画祭。　日本有数の芸術・文化施設の集積地域である「上野」と、日本の喜劇発祥の地であり、いまなお古き良き庶民文化が脈々と引き継がれている下町「浅草」を舞台に、国内外の新作や旧作から選びぬかれたコメディ作品が上映される。台東区在住のクリエイター、いとうせいこうが総合プロデューサーを務める。

今回、昨年好評だった企画「とり・みきの吹替え“凄ワザ”講義」の第2弾が行われることが決定した。漫画家、吹替え愛好家として有名なとり・みきと吹替えレジェンドたちがしたコメに集結する。今回上映される作品はオーストラリア発のスパイコメディドラマ『危険戦隊デンジャー5 ～我らの敵は総統閣下～』。ヒトラー暗殺のために組織された国際スパイチーム“デンジャー5”の活躍を描いたコメディ映画。エッフェル塔がナチスに丸ごと盗まれる？！ヒトラーが操る巨大人型ロボットと正義のロボットデスマッチ！などなどハチャメチャな展開の本作が、とり・みきの吹替え“凄ワザ”により、おもしろさが倍増になって上映される。上映後にはとり・みきと吹替えレジェンドたちが吹替えの魅力を語る。

「とり・みきの吹替え“凄ワザ”講義」第2弾

日時：2016年9月18日（日）14:30開場／15:00開演
会場：東京国立博物館平成館
登壇者：とり・みき、羽佐間道夫、江原正士、堀内賢雄、千葉繁、甲斐田裕子、多田野曜平、森洋子

また、今年は日本で海外作品の吹替えが始まって60周年を迎える節目の年。その記念として、テレビの洋画劇場の歴史のなかでも、屈指の名吹替えと名高い『名探偵登場』の復活“吹替え”上映が行なわれる。本作は有名推理小説や有名サスペンス映画でおなじみの主人公の名を摸した探偵たちが一つの難事件解決に挑むコメディ映画。ピーター・フォークの声は「刑事コロンボ」と同じく小池朝雄。デヴィッド・ニーヴンに中村正、ピーター・セラーズに羽佐間道夫、高橋和枝、滝口順平、内海賢二など豪華声優が集結。爆笑吹替版と声優たちの名演技がスクリーンに初登場する。また、当日は羽佐間道夫、とり・みきが登壇し、本作の魅力、吹替えの歴史を語る。

吹替え60周年記念特別企画『名探偵登場』

日時：2016年9月18日（日）10:30開場／11:00開演
会場：東京国立博物館平成館
登壇者：羽佐間道夫、とり・みき