映像化は不可能と言われた清水玲子原作のコミックを、プロジェクトの立ち上げから5年をかけて完成させた本作。死んだ人間の“脳に残された記憶”を映像化し、迷宮入りした事件を捜査する警察庁の特殊脳内捜査チーム「第九」。室長を務める天才・薪剛(生田斗真)のもとに、新人捜査官青木一行(岡田将生)が配属された。脳内捜査を進めると、事件を根底から覆す“驚愕の真犯人”が現れた。次々と連鎖する事件が解き明かされた先に待ち受ける“第九最大の秘密”とは―。
大友啓史監督の最新作ということで期待値も高く、映画業界の枠を超え、多くの方からの絶賛コメントが届いている。
世界的に活躍する映画監督ジョン・ウーからの「そのビジュアルに圧倒されるとともに、エンターテインニングで、感動も与えてくれる。記憶に残るアクション・スリラーでありながら、心の優しさも持っている作品なのだ。私の心のなかで”秘密”が大きくなっている」と絶賛。
ジョン・ウー(映画監督)
本作は、”マジシャン”大友監督と彼の素晴らしいチームの神髄によって創り出されたハイクオリティな作品だ。そのビジュアルに圧倒されるとともに、エンターテインニングで、感動も与えてくれる。記憶に残るアクション・スリラーでありながら、心の優しさも持っている作品なのだ。私の心のなかで“秘密”が大きくなっている。とても好きな作品だ。
藤原竜也(俳優)
この映画、おもしろい。そして大友監督の脳内を見てみたい!生田、岡田、両者の圧倒的な存在感。ボクも出たかった・・・監督、またまたやりましたな!!
菅田将暉(俳優)
真面目で論理的な大人達が滑稽に見えてくる。絹子に憧れを抱いてしまう僕は、どうしたらいいんだろう。試合に勝って勝負に負けていく日本で、どう生きていけばいいんだろう。科学はどんどん進化していく。人間は進化しているのかな。そんな今を感じました。
土屋太鳳(女優)
素晴らしい作品に出会った時、私はいつも「なぜ私は、この世界に入ることが出来なかったのだろう」と思います。悔しい気持ちと共に思う時もあれば、悲しい気持ちと共に思う時も。映画『秘密』のエンドロールが終わった瞬間も、やはり私は、そう思いました。でも同時に、明らかに別な思いが、心にハッキリと生まれていたのです。私はこの世界に入らなくて本当によかった―感動と尊敬の向こうに、私は「畏れ」を感じていました。『秘密』はまるで、作品そのものが頭脳のようです。パンドラの箱のように、始まったら最後いろいろな思いに襲われる映画ですが、最後に残るのが「希望」なのかどうかは、観る人によっても観る時期によっても違うのではないでしょうか。音も映像も初めて体験する試みが多く、それを体験することで、正体の分からない何かと記憶を共有させられているような、不思議な感覚を味わいました。この作品では「脳内捜査」が行われますが、自分だけの領域であるはずの記憶に他人が入りこんだ時、その記憶は記憶ではなく「あの世とこの世の狭間」でしかなくなるような気がします。それはとても不気味な世界で、理由はどうあれ入り込むことは、私は罪だと感じました。でも、もしかしたらこの罪は、まるっきり未知のことでもなくて、人は既に知らない間に人の心に入り込んで、同じ罪を犯しているような気もするんです。その方法のひとつが芸術であり、この映画も、美しい罪のひとつなのかなと感じてます。
板谷由夏(女優)
人の脳を覗き見る。怖さと同時に惹かれる。この映画は大友監督の脳を覗いているのかもしれない。怖いけど、覗いたほうがいい。
青木崇高(俳優)
脳内を覗かれるなんてまっぴらゴメンだ!喜んでレクター博士にくれてやるぜ!
中川翔子(歌手・タレント)
ハイテンポな映像美、先の読めないサスペンス。その奥に潜む闇の中に人間の誰もが持つ本質が隠されている!
私の脳、見られたくない!でも、見られたい!
映画『秘密 THE TOP SECRET』は2016年8月6日(土)より全国で公開!
監督:大友啓史
出演:生田斗真、岡田将生、吉川晃司、松坂桃李、織田梨沙、栗山千明、リリー・フランキー、椎名桔平、大森南朋
配給:松竹
(C)2016「秘密 THE TOP SECRET」製作委員会