さえない男たちの少し遅いひと夏の青春物語を描いた本作。主人公の市原健一を演じるのは、テレビや映画と活躍の場を広げている吉沢亮。親友の上原まこと役に浅香航大、大原大二郎役に赤澤燈、さらに筧美和子、丸高愛実、天野麻菜、馬場良馬、和田琢磨ら若手俳優が名を連ねる。「ROOKIES」などを手がけ、TBS開局60周年ドラマ「天皇の料理番」や『サンゴレンジャー』の監督を務めた中前勇児がメガホンを取る。市原健一=イッチーと親友4人の友情、偶然出会った女の子との楽しい出来事、夢中になって追いかけてるアイドル、不慮の事故で亡くした父親への想い、一歩踏み出せない自分自身への葛藤、かつての親友との関係―。青春時代に誰もが経験するであろう出来事をリアルに描いた物語。
主演の吉沢は「青春を謳歌できなかった人、周りの環境がどんどん変わって自分だけが置いてけぼりな気がする人、あと一歩が踏み出せない人。そんな人たちの背中を押す力の1つになれれば嬉しいかなと思います。男ってどこまでもバカで愛おしい生き物棚と感じてもらえる作品です」と初主演への意気込みをコメント。
中前監督は「若手俳優で人気の吉沢亮さんを主演に向かえ、これまでの吉沢さんとは違い、男の色気と垣間見せる少年のかわいさが魅力の作品。そこに取り巻く仲間の友情、人間関係、熱い絆で結ばれていく青春ストりーです」と吉沢への期待を寄せるとともに、本作の魅力を語っている。
イッチーこと市原健一(吉沢亮)はサーファーの父親に憧れ、自身もサーフィンに明け暮れており、そんなイッチーを友人たちも応援していた。しかし、その父親を不慮の事故で亡くして以来、サーフィンを絶ってしまい、楽しみは親友のまこっちゃんこと上原まこと(浅香航大)やバンズこと大原大二郎(赤澤燈)とつるんで、彼女探しをしたり、アイドルの竹原あいこを追いかけることだった。そんなある日、まこっちゃんとバンズが海に行こうと提案してきたが、海に行くことに抵抗があるイッチーは躊躇する。しかし、海の家で働く親友のたけしとひろきに会えることから渋々同行する。その道中で、つぐみとえみこに出会い、テンションが上がる3人だったが、この2人の女性にお金をスラれてしまう。また、久しぶりに再会した、たけしとひろきに何か違和感を覚える3人。そこでお金をスラられたつぐみとえみこに偶然再会する。果たして、親友との関係はどうなるのか?イッチーは再びサーフィンを始めるのか―。
映画『サマーソング』は2016年9月17日(土)よりシネマート新宿ほか全国で順次公開!
監督:中前勇児
出演:吉沢亮、浅香航大、赤澤燈、筧美和子、丸高愛実、天野麻菜、和田琢磨、馬場良馬
配給:クラスター
2016年/日本/88分
©映画「サマーソング」製作委員会