『ブレア・ウィッチ』TM
全米で注目を集めるスリラームービー『ザ・ウッズ』が原題変更に合わせて邦題も『ブレア・ウィッチ』に変更されることが決定した。

先日『ザ・ウッズ』の邦題で全国で公開されることが発表された本作。『サプライズ』『ザ・ゲスト』などのサスペンス・スリラーで注目され、Netflixが実写映画化するハリウッド版『デスノート』の監督にも抜擢された、今最も期待を集める新鋭アダム・ウィンガードがメガホンをとり、長年のパートナーサイモン・バレットが脚本を手掛けた最新スリラームービー。あまりの情報の少なさに恐怖の対象を予想する投票ページが公式サイト上で開設されていた。選択肢には「サイコキラー的な何か」「宇宙人的な何か」など、8つの“何か”をあげており、7月25日(月)現在、約200票ほどの投票があり、1位は「霊的な何か」、そして2位には「グエムル的な何か」という順で推移していた。

そして待望のお披露目となる世界初のプレミア上映が7月22日(現地時間)に、アメリカ・サンディエゴで開催されていた世界最大級のポップカルチャーイベント「コミコン・インターナショナル」にて行われた。キャストとメインクルー以外には偽の脚本を渡すなど、厳重な情報統制が敷かれ、世界の誰も観ていなかった本作。この上映で、なんと映画のタイトルが『THE WOODS(原題)』ではなく『BLAIR WITCH(原題)』になったという情報が明らかになった―。6万ドル(当時の為替で約615万円)という超低予算で製作されながら、全世界興行収入2億4,800万ドル(約255億円)という記録的メガヒットをとばし話題となった『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999)。臨場感のある恐怖映像を実現したPOV(主観ショット)によるモキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)映画は世界的ブームを巻き起こした。そのストーリーは、映画学科に所属する3人の大学生ヘザー、ジョシュ、マイクが、その土地に今なお残る伝説の魔女“ブレア・ウィッチ”をテーマにしたドキュメンタリー映画製作のため、メリーランド州ブラック・ヒルズの森に分け入った。だが3人はそのまま消息を絶ち、手掛かりが発見されないままやがて捜索は打ち切られる。しかし事件から1年後、彼らが撮影したものと思われるフィルムとビデオが森の中で発見されたのだ―。

本作は、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』での事件の15年後、ヘザーの弟がYouTubeで姉らしき人物が映った映像を見つけるところから物語が始まる。そして友人を誘い訪れたあの「森」で、自分たち以外の「なにか」が潜んでいることに気付く―。今回の新情報に、日本の配給会社も衝撃を受けており、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の続編らしいとは聞いていたが、まさかタイトルまでとは―。2000年に続編が作られてはいるが、当時オリジナルの監督らはその出来に全く満足していなかったといい、今回の続編は1999年のオリジナルの正当なる続編になるらしい。

すでに本国の公式facebookには24万の「いいね!」がついており、海外の作品評価サイト「Rotten Tomatoes」では、「批評家」と「これから見たい一般」の期待の両方が100%となっている。今回コミコンにて最速で観たホラーファンからは「張りつめたような怖さがある。本当に恐ろしい映画体験ができる!」「すごい勢いで恐怖がやってきて、最後まで弱まることなく、観客を徹底的に追い詰める」「ここ数年で最も驚きのホラー作品」「The Woods=Blair Witchだった。ヤバイ」など興奮のコメントが続々上がってきている。オリジナルでひしひしと感じた吐息がかかるほどの世にも恐ろしい臨場感はそのままに、本作はヘッドセットカメラやドローン、HDSLRなどの最新テクノロジーを使用し、誰も目撃したことのない恐怖をスクリーンに映し出す。

映画『ブレア・ウィッチ』は2016年12月1日(木)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国で公開!

監督:アダム・ウィンガード
出演:ヴァロリー・カリー、ジェームズ・アレン・マキューン、ウェス・ロビンソン
配給:ショウゲート

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