世界最初のおとぎ話を独創的な美的感覚で映像化した『Tales of Tales(原題)』の邦題が『五日物語-3つの王国と3人の女』として11月より全国で公開されることが決定した。
『ゴモラ』(2008)『リアリティー』(2012)でカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを2度受賞した鬼才マッテオ・ガローネ監督が、17世紀初頭に生み出された世界最初のおとぎ話「ペンタメローネ(五日物語)」を独創的な美的感覚で映像化した本作。そこに描かれているのは、400年の時を経た現代と変わる事のない、残酷なまでの 女の“性(さが)”。グリム兄弟にも多大な影響を与えた「ペンタメローネ(五日物語)」の物語の数々から、3つのストーリーを1つのテーマのもと結びつけた。マッテオ・ガローネ監督が元画家の感性を十二分に発揮して、ゴヤの版画集や古典ホラー映画からインスピレーションを得た、壮麗な中に不気味さを漂わせる映像と皮肉に満ちたストーリーが融合した、どんな映画にも似ていない唯一無二の大人のファンタジーとして誕生した。
また、今回ポスタービジュアルが解禁された。“母となること” “若さと美貌” “大人の世界への憧れ”の3つの欲望と、それがもたらす運命に翻弄される3人の女たちを中心に構成され、「見事なまでに狂っていて、緻密に想像された、素晴らしい映像美!」(ガーディアン紙)、「あなたが今年観た、どの映画にも似ていない」(マリ・クレール誌)など海外映評で絶賛された美しい映像の片りんをうかがわせる絵画的なものとなっている。
3つの王国が君臨する世界―。ある王国では、女王が“母となること”を追い求め、また、ある王国では、老婆が“若さと美貌”を熱望し、そして、もう一つの王国では、王女がまだ見ぬ“大人の世界への憧れ”を抱いていた。やがて、それぞれの願いは叶えられるが、そこには皮肉な運命の裏切りが待っていた―。
映画『五日物語-3つの王国と3人の女』は2016年11月よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国で公開!
監督:マッテオ・ガローネ
出演:サルマ・ハエック、ヴァンサン・カッセル、トビー・ジョーンズ、ジョン・C・ライリー
配給:東北新社(STAR CHANNEL MOVIES)
2015年/イタリア、フランス/133分
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