2014年に公開され、大ヒットを記録した『超高速!参勤交代』が“超高速”でリターンズ!幕府から突然の参勤交代を命じられた磐城国(現在の福島県いわき市)の湯長谷(ゆながや)藩。山道を走り抜けなんとか江戸への参勤を果たした彼らだったが、参勤交代とは行きが<参勤>、帰りが<交代>。まだ参勤交代は終わっていなかった。一行は故郷を目指し江戸を出発するが、その道中に藩で一揆が勃発、ついには城を奪われるという大ピンチに襲われる。彼らに打ち負かされた老中・松平信祝(のぶとき(陣内孝則))が逆襲を始めたのだった。ふたたび絶体絶命に陥った湯長谷藩。さらなる無理難題に今度はどんな奇策で挑むのか―。
今回行われたスペシャルセレモニーと完成披露試写会には、佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李(Hey!Say!JUMP)、柄本時生、六角精児、中尾明慶、富田靖子、陣内孝則、西村雅彦ら12名のキャストと本木克英監督、そして猿の菊千代が登壇した。
“SANKINPIC(サンキンピック)2016”と題して、競技場をイメージした会場に登場したキャストと監督。男性登壇者が並び、陸上競技さながらのクラウンチングスタートでレースが開始。一斉にスタートした男性陣が7mのトラックを“超高速”で走りぬき、2位の知念と僅差で1位となった伊原には深田からメダルの贈呈が行われた。男性陣が走る姿を見て深田は「大人なのに頑張っている姿がいい絵になってました」と笑顔で語ると、伊原は「なのにチューをもらえなかった」と肩を落とした。
残念ながら1位にはなれなかった佐々木は「本気で走りました。これが結果です」と放すと、「袴の裾を上げている間に伊原さんがいってしまった」と伊原がのダッシュが速かったことを明かした。また、西村が事前に揃って走ろうと打ち合わせしていたことを明かすと、寺脇は「学生の時もありますよね。みんなで一緒に走ろうと言っていたのに」と釘を刺し、笑いを誘った。また、レースを横から見ていた富田は「顔からにじみ出るエネルギーに圧倒されました」と感動を露わにした。
続けて、丸の内ピカデリーで行われた舞台挨拶では、「今回も殿やっています」と挨拶した佐々木。伊原は「前回忍者で今回も忍者。こんなに大きいのに忍者です」と笑い誘った。寺輪が「知念くんは前回未成年だったのに今は23歳。おめでとう!」と話すと、上地は「僕も大人になり、知念の身長も3㎝伸びました」と続け、場内の笑いを誘った。その知念は「今年23歳になりました」と挨拶すると、「弓の名手の役なので、今回もたくさんの方のハートを射抜けたらいいなと思っています」と語り、場内からは大きな声援が飛び交った。
前回に引き続き、湯長谷藩をつぶそうとする松平信祝を演じる陣内は「子どものころは悪い役をやる人は悪い人だと思っていた。大人になり、悪役をやる人ほど善良で優しくて心がきれいな人が多い」と話し、大きな笑いが起きた。
本作では、行きの倍の速さで帰らなければいけないのだが、佐々木は「今回は走るだけでは物足りなくて、川も渡りました。ふんどしで。ふんどしがほどける男の子いました」と明かし、場内からは歓声が。また、前作で出会った深田演じるお咲との祝言(結婚式)のシーンでは「深田さんがきれいで、いまも美しい。そこで終わればいいと思った」と笑顔で語った。
剣の腕に自信があるという役どころの寺脇は、露天風呂に入るシーンがあると言い「一緒に入る人がすごい体の持ち主で、僕も負けずにファイト一発な感じで」と笑いを誘った。前作で見せたふんどし姿以上に露出が多いという知念は「前回に引き続き川に入った。京都に行くと川に入っているという印象になっています」と笑いを誘った。
前作以上に濃いメイクで挑んだという陣内は「メイクをしないと持ち前の善良さとさわやかさが出てしまう。まじめにメイクすると知念くんとかぶってしまうのですみ分けたほうがいいかな」と話すと、本木監督は「透明感が出てしまう、ということで監督してやむなく承諾した」と明かした。
最後に佐々木は「やりすぎてます。超高速で参勤交代をやるだけなので、友だちや仲間、家族みんなで見れる映画です」と本作をアピールした。
映画『超高速!参勤交代 リターンズ』は2016年9月10日(土)より全国で公開!
監督:本木克英
出演:佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李(Hey!Say!JUMP)、柄本時生、六角精児、古田新太、近藤公園、渡辺裕之、中尾明慶、富田靖子(特別出演)
配給:松竹
(C)2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会