『秘密 THE TOP SECRET』初日舞台挨拶 (1)

大友啓史監督最新作『秘密 THE TOP SECRET』の公開初日舞台挨拶が8月6日(土)に丸の内ピカデリーで行なわれ、生田斗真、岡田将生らキャストと大友啓史監督が登壇した。

映像化は不可能と言われた清水玲子原作のコミックを、プロジェクトの立ち上げから5年をかけて完成させた本作。死んだ人間の“脳に残された記憶”を映像化し、迷宮入りした事件を捜査する警察庁の特殊脳内捜査チーム「第九」。室長を務める天才・薪剛(生田斗真)のもとに、新人捜査官青木一行(岡田将生)が配属された。脳内捜査を進めると、事件を根底から覆す“驚愕の真犯人”が現れた。次々と連鎖する事件が解き明かされた先に待ち受ける“第九最大の秘密”とは―。

今回行われた舞台挨拶には、生田斗真、岡田将生、松坂桃李、栗山千明、織田梨沙、大森南朋らキャストと大友啓史監督の7人が登壇し、公開初日を迎えた“秘密”の気持ちなどを語った。

初日を迎えたこの日は、リオデジャネイロオリンピックの開幕ということで、主演の生田は「個人的にカンボジア代表の猫ひろしさんを応援したいと思っています。にゃー」と挨拶し、笑いを誘った。また、松坂は「いろいろな感情がものすごいスピードで迫ってくると思います。ジェットコースターに乗ったように体感して楽しんでもらえれば」と本作をアピールした。

劇中で「脳に残された記憶を映像化する」という設定にちなみに、脳を覗けるとしたら誰の脳を覗くかという質問に、生田「軽々しく見るものではないなと」と前置きした上で「アーティストの脳内を見てみたい。どういう思考で生まれてるのか興味があります。どうしたらあんな絵が描けるんだろうと不思議に思うことはありますね」と興味津々に話した。松坂は「迷いますね」と話しながら「漫画家さんの頭の中に入ってみたい気はします」と答え、具体的には「井上雄彦さん」とあげた。

栗山は「単純に考えればイケメンの脳内映像を見てみたい。同じ空間でも違うように見えるんじゃないかな」と答えると、観客からも同意するように歓声が上がった。また、織田は「飼い犬の脳を見てみたい」と答え、「いつもどう思って自分を見ているのか」と気になっている様子。最後に大友監督は「僕は隣にいる織田梨沙。もじもじしているけど、とんでもない存在感を出していますからね」と演技を称賛したが、自分の脳を見られたいと言われた織田は「遠慮しておきます」とコメント。

最後に大友監督は「最高のパフォーマンスができた」と自信を見せ、生田は「魂を込めてスタッフとキャストがぶつけた作品です。映画を見る前と見た後では世界の景色が変わって見えるんじゃないかと思っています。それくらいの衝撃作品です。覚悟してご覧になっていただきたいと思います」とメッセージを贈った。

岡田将生

岡田将生

松坂桃李

松坂桃李

栗山千明

栗山千明

織田梨沙

織田梨沙

『秘密 THE TOP SECRET』キャラクタービジュアル

映画『秘密 THE TOP SECRET』は2016年8月6日(土)より全国で公開!

監督:大友啓史
出演:生田斗真、岡田将生、吉川晃司、松坂桃李、織田梨沙、栗山千明、リリー・フランキー、椎名桔平、大森南朋 
配給:松竹

(C)2016「秘密 THE TOP SECRET」製作委員会