映画製作出資金を持ち逃げされた2人が失踪した映画プロデューサーを追って関西、マカオを奔走。キレた桑原によるハチャメチャな追走劇がまさかの大トラブルへ発展!生き残りをかけた大勝負に出るが―。原作は、黒川博行の大人気「疫病神」シリーズで第151回直木賞を受賞した「破門」。監督は『毎日かあさん』(2011)『マエストロ』(2015)の小林聖太郎。すぐにキレるイケイケやくざの桑原を佐々木蔵之介、口だけは達者なぐーたら貧乏の建設コンサルタントの二宮を関ジャニ∞の横山裕が演じる、大阪を舞台に怒涛のアクションと関西弁の掛け合い満載で贈る大追跡エンタテインメント。
今回解禁された新キャストは、北川景子、橋爪功、國村隼、木下ほうか、キムラ緑子、宇崎竜童、中村ゆり、矢本悠馬、橋本マナミの9名。二宮(横山)の事務所でバイトし、辛辣なことを言う一方で二宮をいつも心配しており、二宮が「いとこじゃなかったら・・・」と思いを寄せるいとこの渡辺悠紀役を北川景子、桑原(佐々木)と二宮を翻弄する小ズルいサギ師の映画プロデューサー・小清水隆夫役を橋爪功、桑原の所属する二蝶会の若頭・嶋田勝次役を國村隼、敵対する組織の滝沢組組長・滝沢に宇崎竜童、滝沢の補佐役・桑原を付け狙う初見役を木下ほうか、二宮の母・悦子役をキムラ緑子、桑原の弟分・セツオ役を矢本悠馬、桑原の女・多田真由美役を中村ゆり、小清水の愛人・玲美役を橋本マナミが演じる。
今回発表された新キャストからコメントが届いている。
渡辺悠紀役・北川景子
激しいアクションの要素がありつつも、佐々木さんと横山さんの軽妙なやり取りがとても面白い作品でした。私はアクション部分に絡まない、お見合いばかりしているお気楽な女性の役柄ということで、平和な撮影でした。大阪弁の役をいただいたことも非常に貴重な経験でした。関西を離れてから長いので、不安な方言は方言指導の先生の音源を何度も聞いて撮影に臨みました。大阪ロケでは本場のたこ焼きを食べられて嬉しかったです。劇中は男の世界ですが、ぜひ女性の方にもご覧いただきたいです。
小清水隆夫役・橋爪功
昔から、大悪党よりは小悪党、あたまに「小」が付く人物にやたらと魅かれる性癖は年をとっても相変わらずで、「小利口」「小生意気」「小賢しい」「小煩い」「小汚い」等々、些か食えない奴に目が無いというか…。だからこの役、一読して即はまってしまった。しかも、このオッサン、名前が「小清水」で・・・もう最高!
嶋田勝次役・國村隼
私は東京に住んで長くなったが、普段は関西弁だ。仕事の時はカチンコが鳴ったら標準語になる。でも、今回は台詞も関西弁。それだって慣れた事だが、今回ばかりは何故だか不思議な経験をした。自分自身と役との境が曖昧になった様な変な感覚。共演者が関西ネイティブばかりだったから?いや、何より小林監督の持つ独特の演出センスが原因かも知れない。いつの間にか彼の作品世界に引っぱりこまれてしまった。
玲美役・橋本マナミ
このたび玲美役で出演させていただきました。スリル溢れるストーリーに身を委ね、演じている側もドキドキしながら映画の一瞬一瞬を過ごさせていただきました。私は橋爪功さんと一緒のシーンが多く、橋爪さんのチャーミングでダンディな魅力に酔いしれながら現場をご一緒できたことはとても貴重な時間でした。役を習得する中でも難しかったのは関西弁です。私以外のキャストは全員関西出身という環境の中でちょっとのアクセントも狂いがないように練習しました。秘密を持つ役ながらも関西弁を披露しているところもぜひみていただきたいです。主役の佐々木蔵之介さん覇気迫る勢い!横山裕さんとのユニークなコンビ。ぜひ映画館で楽しんでいただけたら嬉しいです。
映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』は2017年1月28日(土)より公開!
監督:小林聖太郎
原作:黒川博行『破門』(KADOKAWA刊)
主演:佐々木蔵之介、横山裕、北川景子、矢本悠馬、橋本マナミ、中村ゆり、木下ほうか、キムラ緑子、宇崎竜童、國村隼、橋爪功
配給:松竹
©2017「破門 ふたりのヤクビョーガミ」製作委員会