『アズミ・ハルコは行方不明』チャットモンチー
蒼井優主演の映画『アズミ・ハルコは行方不明』の主題歌をチャットモンチーが担当することが決定した。

新鋭作家・山内マリコの同名小説を、『私たちのハァハァ』が話題の松居大悟監督が映画化した本作。寂れた国道沿いに大型モールやファミレスなどが並ぶ郊外の街で、突然姿を消したOL安曇春子(28)。捜索願いのポスターをモチーフにした不らふぃティアートが不気味に拡散される。どこへ消えたのか?主人公アズミハルコ役を蒼井優、アズミハルコの顔をグラフィティアートとして街中に拡散する若者集団「キルロイ」のメンバーを、NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」や『植物図鑑』の高畑充希、「ゆとりですがなにか」や『淵に立つ』など話題作への出演が続く太賀、NHK朝ドラ「まれ」で主人公の弟役を演じた葉山奨之の3人が演じる。さらに加瀬亮、菊池亜希子、芹那、落合モトキ、山田真歩など実力を兼ね備えた個性派俳優陣が集結した。

今回、本作の主題歌がチャットモンチーの8年ぶりとなる書き下ろし映画主題歌「消えない星」であることが解禁された。橋本絵莉子(Guitar, Vocals)、福岡晃子(Bass, Chorus)の2人組のチャットモンチーだが、「消えない星」は本作の脚本を読んで、福岡が作詞を行い、橋本が作曲を行った書き下ろし楽曲。2015年11月の武道館公演では、アンコールにて「まだこれからどうなるかわからない、赤ちゃんみたいな曲ですけど」という紹介の後、橋本・福岡の2人編成で初披露された。レコーディングは2人編成で行われ、CDリリースは映画公開に合わせた11月下旬を予定している。

橋本絵莉子 コメント

映画を観て、女性の、弱いところ、強いところ、情けないところ、負けないところ、変わっていくところ、全部に、そのまま自分と、変化していくバンドを重ねました。あっこちゃんからもらった歌詞に、歌いたいようにメロディーをつけて、二人で完成させました。映画館でたくさん流れてほしいです。

福岡晃子

脚本を読んで、迷わず歌詞を書きました。実はもう存在しないかもしれない星にも、ひとは願いをかけます。それぐらい事実なんてものは、人間にはあまり関係のないことなのかもしれません。ひとの中にあるそれぞれの真実が世界をつくっていて、それが美しいときと、どうしようもなく不条理に思えるときがあることを目の当たりにする映画だと思います。

映画『アズミ・ハルコは行方不明』は2016年12月より新宿武蔵野館ほか全国で公開!

監督:松居大悟
出演:蒼井優、高畑充希、太賀、葉山奨之、石崎ひゅーい、菊池亜希子、山田真歩、落合モトキ、芹那、花影香音、柳憂怜、国広富之、加瀬亮
配給:ファントム・フィルム

©2016「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会