大ヒット映画の続編『超高速！参勤交代 リターンズ』の初日舞台挨拶が9月10日（土）に丸の内ピカデリーで行われ、佐々木蔵之介、深田恭子らキャストと本木克英監督が登壇した。

2014年に公開され、大ヒットを記録した『超高速！参勤交代』が“超高速”でリターンズ！幕府から突然の参勤交代を命じられた磐城国（現在の福島県いわき市）の湯長谷（ゆながや）藩。山道を走り抜けなんとか江戸への参勤を果たした彼らだったが、参勤交代とは行きが＜参勤＞、帰りが＜交代＞。まだ参勤交代は終わっていなかった。一行は故郷を目指し江戸を出発するが、その道中に藩で一揆が勃発、ついには城を奪われるという大ピンチに襲われる。彼らに打ち負かされた老中・松平信祝（のぶとき（陣内孝則））が逆襲を始めたのだった。ふたたび絶体絶命に陥った湯長谷藩。さらなる無理難題に今度はどんな奇策で挑むのか―。

今回行われた舞台挨拶には、佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、知念侑李（Hey!Say!JUMP）、柄本時生、陣内孝則、西村雅彦ら8名のキャストと本木克英監督、そして猿の菊千代が登壇した。

イベントは劇中でキャストとともじゃんがら踊りを披露する「いわき湯本温泉連合青年有志会」が登場し、生のじゃんがら踊りで幕を開けた。先日まで行われていた夏季オリンピック リオデジャネイロ大会でも披露された踊りに観客からは大きな拍手が寄せられた。

公開までに数々のイベントや取材をこなしてきた深田は「やっと公開できることを嬉しく思いながらも寂しい気持ちもある」と表現した。また、会場を埋め尽くしたファンに対して佐々木は「“超高速”で劇場に来ていただいてありがとうございます」と挨拶した。

本作が大ヒットしてさらに続編が作られたときにやってみたい役を聞かれた佐々木は「知念くん」と即答。さらに「無理難題を言われたので、今後は言う方として信祝さんがいいかなと思ってる」と笑いを誘ったが「深田恭子さん演じるお咲との夫婦のポジションを外すのは痛いので、一周回って殿をやります」と笑顔で語った。深田は役よりも「いわき弁をしゃべってみたい」と明かした。伊原は「深田恭子さんになって、佐々木蔵之介に愛してもらいたい」と笑いを誘い、佐々木は「いっぺんやってみます（笑）」と答えた。

寺脇は「知念くんのふんどしになってみたい。人じゃないですけどね」とコメントすると、知念は「結構ウドくので大変だと思いますよ」と笑顔で返した。その知念は「伊原さんの忍びがやりたいです。体動かしてアクロバティックにいきたい」と語った。

イベントでは、前作と本作で参勤交代を描き、今回の初日舞台挨拶がゴールのようなものということで、サッカーボールとゴールが用意され、佐々木がボールを蹴る場面もあった。“参勤交代”にちなみ35㎞以上を目指したが、見事37㎞という合格点。感想を聞かれた深田は「最初びっくりしてマイクが歯に当たった」と近くで見てびっくりした様子を語った。

最後に「まさかの続編でした。みなさんがおもしろいと言っていただいて、多くの方が見ていただいたからリターンズが出来たんです。人は宝だと映画でも言っていますが、多くの人に出会って恵まれた作品だと思っています。この映画がより多くの方に愛される映画になることを願っています」とメッセージを贈った。