ドイツ映画賞6部門受賞『アイヒマンを追え！ ナチスがもっとも畏れた男』の予告編が解禁、ラース・クラウメ監督の来日が決定した。

長らく封印されていたナチス・ドイツ最重要人物“アドルフ・アイヒマン”拘束に関する＜極秘作戦＞の裏側の真実を濃密かつサスペンスフルなタッチで描いた本作。第二次世界大戦後に多くの重要戦犯が海外へ逃亡―ナチス・ハンターによる執拗な追跡作戦が繰り広げられたが、そのうち最も悪名高きナチス戦犯のひとりが、600万人を強制収容所へ移送させたアドルフ・アイヒマンだった。1960年に潜伏先で拘束され、世界中に中継された“アイヒマン裁判”は衝撃を与えた。ラース・クラウメ監督が手がけた本作は、陰のヒーローのドイツ人検事長フリッツ・バウアーにスポットを当てた実録ドラマ。いかにして消息不明のアイヒマンを発見し、追いつめていったのか。主演はハリウッドでも活躍するドイツ映画界の大スター、ブルクハルト・クラウスナー。共演に女性からの人気も高いロナルト・ツェアフェルト。

今回、予告編映像が解禁された。検事長フリッツ・バウアーの元に届いた一通の手紙―そこには “アイヒマンは偽名を使い、ブエノスアイレスに潜伏中です” と書かれていた。アイヒマンをドイツの法廷で裁くため、国家反逆罪に問われる危険を冒しながらも諜報機関《モサド》と接触、さらにナチス残党の妨害を受けつつも、次第に彼を追い詰めていく姿が映し出されている。

さらに、本作でメガホンを取ったドイツの気鋭ラース・クラウメ監督の来日が決定した。10月15日（土）から開催されるドイツ映画祭2016「HORIZONTE」でのジャパン・プレミアへ登壇する。

ドイツ映画祭2016「HORIZONTE」

期間：2016年10月15日（土）～10月19日（水）
場所：TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
主催：東京ドイツ文化センター
URL： 東京ドイツ文化センター公式サイト
※ラース・クラウメ監督登壇は10月16日（日）、17日（月）を予定