『怪盗グルーの月泥棒 3D』『怪盗グルーのミニオン危機一髪』『ミニオンズ』などで世界中の観客を魅了し続けているイルミネーション・エンタテインメントが贈る、今夏の『ペット』に続く新作アニメーションの『SING/シング』。登場キャラクターはすべて動物で、主人公はかつて栄えていたが、いまや客足はぱったりと途絶えてしまった劇場の主宰でもあるコアラのバスター・ムーン。根っからの楽天家(少しろくでなし)で、自分の劇場を何よりも愛し、劇場を守るためなら何でもやろうと決心する彼が、最後のチャンスである世界最高の歌唱コンテストをプロデュースする。感傷的にやさしく歌うハツカネズミ、ステージに上がることに恐怖心を持つ内気なティーンエイジャーのゾウ、25匹のコブタの面倒を見る疲れ果てた母親、自らの家族である犯罪一家から自由になりたいと願う若いギャングスターのゴリラ、横柄な彼氏を捨ててソロになるべきか葛藤するパンクロッカーのヤマアラシなら、動物たちが自らの未来を帰る機会となることを信じて、バスターのいる会場に集結する。
今回行われたプレミア上映イベントには、主人公のバスターの声を担当するマシュー・マコノヒーをはじめ、リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソン、タロン・エガートン、トリー・ケリー、ニック・クロールなどの豪華俳優が勢ぞろいした。
主人公・コアラのバスタームーンを演じたマシューはグレーのスーツを身にまとい、恋人カミラ・アルヴェスと登場。会場に集まった熱狂的なファンたちのサインやセルフィーに快く応じた。マシューはトロント国際映画祭での初プレミアに臨むに当たって「最高の気分です。誰もが楽しめる映画になりましたから。あらゆる面で、最高の出来です」と語り、「観ているうちに、登場するキャラクターが動物に思えなくなってくる。なんだか、僕らと同じ問題を抱えた人間であるかのように思えてくるんです。展開が早くて、あっと言う間に引き込まれてしまいます」と作品の魅力をアピール。また、ロジータ役を演じたリース・ウィザースプーンは可憐なピンクのドレスに身を包み、とびきりキュートな笑顔で会場に登場。「これは、夢を持つ多くの人々に、願いを叶える素晴らしさを伝える映画だと思います。私の役は、25匹の子供を持つ母親で、いつも自分の夢なんて二の次。多くの親に共感してもらえるはずよ」と子どものみならず、親子で楽しめる作品であるとコメント。
そして、ヤマアラシのアッシュを演じたスカーレット・ヨハンソンが真っ赤なドレスに、前髪をかきあげたセクシーな姿で登場すると、悲鳴に近い歓声が沸き起こった。本作の見どころについてスカーレットは「あなたの夢を実現する力を信じてくれている友達を信頼し、勇気を出して彼らの肩を借りること。それに、何よりも大切なメッセージは、挑戦するならリスクを恐れてはならない、ってこと。失えば得るものもあり、得るものがあれば必ず何かを失う。それこそが、この映画の伝えたいことじゃないかしら」と作品の見どころを語った。
プレミア上映終了後には、本作で象の女の子ミーナを演じたトリー・ケリーがジェニファー・ハドソンと共にデュエット曲『ハレルヤ』をライブパフォーマンスで披露。高い歌唱力を持つ2人のステージに酔いしれた会場からは、万雷の拍手と歓声が沸き起こった。
映画『SING/シング』は2017年3月より公開!
監督・脚本:ガース・ジェニングス
出演:マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・C・ライリー、タロン・エガートン、トリー・ケリー、ニック・クロール、ジェニファー・サンダース、ピーター・セラフィノーウィッチュ、レスリー・ジョーンズ、ジェイ・ファロア、ニック・オファーマン、ベック・ベネット
配給:東宝東和
(C)Universal Studios.