『母の残像』ポスタービジュアル
カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品『Louder Than Bombs(原題)』が『母の残像』の邦題で2016年11月26日(土)より全国で順次公開されることが決定した。

謎の死を遂げた女性戦争写真家の死の真実に直面した時、遺された夫、息子たちの交錯する想いが炸裂する―。鬼才ラース・フォン・トリアー監督を叔父にもつ新鋭ヨアキム・トリアー監督のもとに豪華キャストが集結し話題となった本作。ヨアキム・トリアー監督は、長編デビュー作『リプライズ』(2006)がノルウェーのアカデミー賞にあたるアマンダ賞にて3部門受賞、続く『オスロ、8月31日』(2011)がカンヌ国際映画祭ある視点部門に出品されたほか、世界各国の映画祭で絶賛された。そして長編3作目にして初めての英語作品となる本作はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出され、2016年アマンダ賞にて監督賞、脚本賞、撮影賞、編集賞を受賞し、世界中から注目される監督となった。『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデューサー陣が製作を務め、ジェシー・アイゼンバーグ、ガブリエル・バーン、イザベル・ユペール、デヴィッド・ストラザーンら世界中から集結した豪華キャストが共演。

今回、日本版ポスタービジュアルが解禁された。母、父、二人の息子のそれぞれ何かを見据えているような印象的な表情が映し出され、戦争写真家として生死の境目を生きた母親を象徴的に表現している。夫と息子たちが知った“もう一人のあなた”とは―。

著名な戦争写真家であった母イザベル(イザベル・ユペール)の突然の死から3年―。開催されることになった回顧展の準備のため、長男のジョナ(ジェシー・アイゼンバーグ)が父ジーン(ガブリエル・バーン)と引きこもりがちな弟コンラッド(デヴィン・ドルイド)が暮らす実感に戻ってくる。イザベルの死には事故なのか自殺なのかなど不可解な部分が多くあり、当時まだ幼かったコンラッドにはその真相は隠されていた。久しぶりに集まった彼らは、写真展の準備の過程でイザベルへのそれぞれの思いを語るなか明らかになる彼女の知られざる一面や秘密に戸惑い、悩む。しかしその結果、妻の、そして母の本当の姿が彼らの中で共有されるにつれ、その死を徐々に受け入れて、家族の絆を取り戻していくかに見えたが―。

映画『母の残像』は2016年11月26日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開!
監督:ヨアキム・トリアー
出演:ガブリエル・バーン、ジェシー・アイゼンバーグ、イザベル・ユペール、デヴィン・ドルイド、デヴィッド・ストラザーン
2015年/ノルウェー、フランス、デンマーク、アメリカ/109分
配給 ミッドシップ
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