尾上松也、北川景子、柴田恭兵

尾上松也、北川景子、柴田恭兵

迫真の法医学ミステリー連続ドラマ「ヒポクラテスの誓い」の完成披露試写会が9月27日(火)に東京国際フォーラムで行われ、主演の北川景子、柴田恭兵、尾上松也が登壇した。

本作は、主人公の女性研修医が、偏屈だが解剖の腕は超一流の法医学教授の下で学び、成長していく物語を軸に、犯罪捜査や法の適用過程で必要な医学的研究と、その応用を指す“法医学”そのものに重点を置いた法医学ドラマ。主人公の女性研修医・栂野真琴役を演じるのは、医療ドラマ初挑戦の北川景子。栂野を指導する偏屈な法医学教授・光崎藤次郎役を柴田恭兵、光崎の腕を信頼する刑事・古手川和也訳を尾上松也、光崎の助手で法医学教室准教授・樫山輝役を濱田マリと実力派俳優が名を連ねる。

今回行われた舞台挨拶には、主演の北川景子、共演する柴田恭兵、尾上松也が登壇し、裏話とともに本作の魅力を語った。

劇中で見せる白衣姿で登壇した北川は、初めて着る白衣について「これでいいのかなと思いながら着ていた」と話し、「柴田さんや古谷さんが着慣れている感じがして、並ぶと様になっていないようで恥ずかしいです」と挨拶した。内科医を志望するが法医学教室で研修を受けることになり葛藤する主人公を演じることについて監督から「生きている患者を救う内科に満足して生き生きと演じることと、亡くなった後に患者さんの死因が分かって何になるんだろちう心情を落差をつけて演じてほしいと言われた」と明かし、順撮りではなかったことも撮影の難しい点だったことを語った。また、「医療用語も初めてで、現場では追い詰められていたと思う」と話し、全ての撮影後に全5話分をまとめてみた時には「達成感を感じた」と笑顔を見せた。

今回、初共演となる北川、柴田、尾上の3人だが、柴田は「お家を売る北川さんも素敵ですが、この作品を先に撮っていたので、純粋で、素直で、とても素敵な役ですべてを出し切ったから、次の作品に向かって行けたんだと思います」と話し、会場は笑いに包まれた。また、柴田は解剖のシーンが多く、その演技や専門用語について「すごい難しかったです。セリフを覚えるのにひと月かかりました」と明かした。刑事役に初挑戦となる尾上は「どんなアクションかと思ったら、アクションはないと(言われた)」と振り返り、笑いを誘った。また自身の役どころについて「今の組織で、信念を貫き通すことの難しい中で、決して妥協せずに強い男を感じるような役柄」と語った。

撮影現場では柴田のアドリブが多かったと話し、北川は「特に解剖のシーン」と挙げ、「スタッフも気遣って静かに見守ってるシーンにか言って冗談がはいってきました」と明かし、笑いを誘った。また、尾上も「(柴田は)みんなを笑わせようといろんなことをやってくださるチャーミングで素敵な方。最初は笑っていいのか、冗談と本気の狭間で」と悩んでいた様子を明かすと、北川も「最初は耳を疑いました」と同意し、柴田は「記憶にありません」と答え、場内からは笑いが起きた。また、北川は今回柴田らと共演して「現場の空気づくりや、共演者を和ませるなどに先輩方が長けていることを感じたので、今後やってきたらいいなと思います」と語った。

最後に北川は「“ヒポクラテスの誓い”の中で、患者が生きていても亡くなっていても、どんな身分であろうと、医者は患者を区別するべきではないと書いてあり、当たり前のことだけれども、一刻を争う中で平等に患者と向き合うことの大変さを、この作品を通じて知ることが出来ました。主人公の目線で葛藤や成長に寄り添って観ていただけたらと思います」とメッセージを贈った。

北川景子

北川景子

柴田恭兵

柴田恭兵

尾上松也

尾上松也

「連続ドラマW ヒポクラテスの誓い」は2016年10月2日(日)22:00よりWOWOWで放送開始!
※第1話無料放送
毎週日曜日 22:00放送