記憶を失い、愛する者を奪われた最強の暗殺者ジェイソン・ボーン。かつてない臨場感と極限のリアリティで世界中の観客を熱狂させたアクション映画シリーズが、全世界待望のポール・グリーングラス監督とマット・デイモンのシリーズ最強タッグで帰ってくる。さらに本年度アカデミー賞助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデル、トミー・リー・ジョーンズやヴァンサン・カッセルといった豪華キャストが新たに参加。孤高の暗殺者の物語が“新章”へと突入する―。
今回初来日の“世界で最もトレンディで、まるでエンジェルのような女優”アリシア・ヴィキャンデルを迎えたのは、芸人・トレンディエンジェルの斎藤司とたかし。紋付き袴の姿でMCとして登壇したたかしは「緊張します」と挨拶し、斎藤は「先ほど挨拶したら、透明感がすごくて見えないくらい」と笑わせながらも緊張している様子。そこで、日本庭園での会見に合わせて、日本庭園を意識したというドレスに身を包んだアリシアが登壇すると、日本語で「みなさん、こんにちは。アリシアさんだぞ」と斎藤の持ちネタ「斎藤さんだぞ」を使った挨拶で会場を沸かせた。先ほどアリシアを絶賛していた斎藤は「素敵という言葉以外思いつかない。笑顔がキュート」と興奮気味にコメント。
今回プライベートを含めて初来日というアリシアだが、日本については「小さいころから憧れていて、一番行きたい国だった」と明かし、さらに「10代の時には、父と村上春樹さんの本を読んでいて、二人で行こうねと約束していた。今回は残念ながら父が来れていないのですが、初めて日本に来ることができてとても幸せです」と笑顔で語った。また、以前から本シリーズのファンであったというアリシアだが「ロンドンで、女性の同居人たちとよく旧三部作のBOXを何度も見ていた」と振り返り、「スパイというジャンルに新しいものを持ち込んだ気がする」と分析した。さらに実際に自分がそのシリーズに参加することになった時には「最初に現場に足を踏み入れた時はシュールな気持ちさえしました」と不思議な気持であったことを明かした。
日本では缶コーヒーのテレビCMでもおなじみで、本作に出演するトミー・リー・ジョーンズについては「敬愛してきた俳優で、共演できることは光栄」と笑顔で話したが、初めは「大柄で、ストイックなかんじがするし、ちょっと怖いのかなと思っていた」と明かした。しかし、撮影2日目に「『仔馬が生まれた』とiPadで写真を見せてくれた。それで一気に打ち解けて、30分くらい馬の話をした」と振り返り、それ以来仲良く撮影を進めることが出来たという。
アリシアは今後『トゥームレイダー』のリブート版への出演が決定しているが、本作とは違い本格的なアクションを見せることが予想され、そのことについて「マットから言葉のアドバイスはいただいてないけど、目の前で見る彼らの仕事ぶりを見て、インスピレーションを受け、取り入れることが出来る。マットは自分の仕事を心から愛して、情ねとを持っている」と称賛。さらに「少しずつトレーニングは始めていたけど、これから本格的に体作りを行う。ムエタイ、キックボクシングを取り入れるので、バレエの経験が助けてくれればいいな」と語った。
本作では各国でロケを行ったが、アリシアはロンドンとワシントンDCとラスベガスでロケを行ったと話し「普段行く機会がないところに行けることが素晴らしい」と語り、日本では「東京や、素晴らしいと聞いている京都、スキーが好きなので北にも行きたい、温泉や旅館も行きたいし、たくさんのシーンを撮らなければいけない」と笑顔で語った。最後にアリシアは「私自身この映画が大好きです。物語をつづることに熱い思いを持っていて、だからこそより多くの方にみていただきたい」とメッセージを贈った。
映画『ジェイソン・ボーン』は2016年10月7日(金)より全国で公開!
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、アリシア・ヴィキャンデル、ヴァンサン・カッセル、トミー・リー・ジョーンズ
配給:東宝東和
(C) Universal Pictures