ドラマ、配信、コミック、SNS、オリジナルアルバム、ドームツアー、そして映画と数多くのメディアやエンタテインメントを巻き込み展開するプロジェクト「HiGH&LOW」。突如姿を消した兄・雨宮尊龍を探し続ける「雨宮兄弟」の雅貴、広斗。尊龍はなぜ突如姿を消したのか?雨宮兄弟の過去に隠された秘密が明かとなる―。今まで明かされていなかった長男・尊龍役を斎藤工、次男・雅貴役をTAKAHIRO、三男・広斗役を登坂広臣が演じる。
今回の舞台挨拶には、雨宮兄弟を演じたTAKAHIRO、登坂広臣、斎藤工の3名と、吉本実憂、岩田剛典、鈴木伸之、石黒賢、山口雄大監督の計8名が登壇した。
あいにくの雨模様の中行われた舞台挨拶に登坂は「公開日に雨が降るというのはまさに雨宮兄弟らしい」と挨拶し、斎藤も「この作品にとっては恵みの雨」とコメントした。TAKAHIROと登坂は、長期にわたる海外ロケを行っているが「お兄ちゃん(斎藤工)を心待ちにしていたけど、現場に入るなりオーラと下ネタで包んでいただいた」と話し、斎藤からは「お互いさまですけどね」とツッコミを入れられた。また、タイトルにちなみ「赤のパンツをはいてきた」という斎藤に、TAKAHIROは「僕もです。後でユニフォーム交換みたいにしましょう」と話し、場内からは悲鳴に近い声援が起きた。
劇中では雨のシーンが多い本作だが、撮影中は雨の音で自分の声も聞こえないほどだったことを明かし、斎藤は「その中でも広斗(登坂)の体温と涙が、雨とは違う温度を持ったものとして自分の体に触れた感じがした」と表現。本作では出番の少ない岩田は撮影が2日間だったことを明かし、さらに「2シーン出演していたのですが、まさかの1シーンカットになった」と残念そうに語った。また、鈴木は「蹴ったイスが登坂さんに当たってしまった。気にしていない感じでしたが、いまだにひきずってる・・・」と話すと、登坂は「痛かったです。でも顔の寄りを撮っていたので、その怒りも込めた表情で」と笑いを誘った。
本作ではキャストのアイデアから生まれるシーンもあったと言い、TAKAHIROは「アイスキャンディーを提案させていただいた」と明かし、さらに山口監督は「アイスの色にこだわっていましたね」と暴露した。また、そのシーンがあまりにもおもしろかったことからTAKAHIROは「カットがかかる前に監督の『ひゃっひゃっひゃ』という声が聞こえて耐えられなかった」と明かした。キャストが仲良く撮影を行っていたことを完成披露試写会でも明かしているが、TAKAHIROは「斎藤工、まじでかっこいいですよ」と話すと、斎藤は「こっちのセリフですよ」と照れ気味に答えた。
また、本作はすでに台湾でプレミア上映が行われており、さらに韓国での上映も決定。TAKAHIROは「海外ロケもあったので、世界の人たちにも楽しんでもらえるのは本望です」と答え、登坂は「自分たちも楽しみながら、海外の方にも楽しんでもらえるように精一杯PRしていきたい」と決意を語った。
映画『HiGH&LOW THE RED RAIN』は2016年10月8日(土)より全国で公開!
監督:山口雄大
配給:松竹
©2016「HiGH&LOW」製作委員会