『永い言い訳』 (13)

本木雅弘7年ぶりの主演映画『永い言い訳』に木村多江、マキタスポーツらがカメオ出演していることが発表された。

『ゆれる』(2006)『ディア・ドクター』(2009)『夢売るふたり』(2012)の西川美和監督が、7年ぶりの映画主演となる本木雅弘を迎え、直木賞候補となった自らの小説を映画化した本作。人気作家の幸夫は、妻が親友とともに不慮の事故で亡くなった時、不倫相手と密会していた。ある日、妻の親友の夫・陽一とその子どもたちに出会った幸男は、幼い彼らの世話を買って出る。誰かのために生きる幸せを初めて知った幸男だが―。主人公の衣笠幸夫役に本木雅弘、さらにミュージシャンの竹原ピストルのほか、池松壮亮、黒木華、山田真歩、堀内敬子、深津絵里などの実力派俳優が名を連ねる。

今回、豪華キャストに加えて、名女優や人気タレントたちが密かに登場していることが明かされた。妻・夏子(深津絵里)が事故で亡くなり、テレビの取材を受ける幸夫(本木雅弘)。人気小説家に起こった不幸がメディアでも取り上げられている時、安藤奈緒美と名乗る幸夫の学生時代の同級生から電話がかかってくる。幸夫は電話に出ることなく留守番電話に切り替わり、吹き込まれた奈緒美からのメッセージを聴くのだが―。電話から聴こえる優しげなその声は女優・木村多江。また、夏子と共に事故で亡くなったゆき(堀内敬子)の夫・大宮陽一(竹原ピストル)が、トラックの中で、事故のあった日にゆきから残されていた留守番電話の最後のメッセージを繰り返し再生しては泣き崩れるシーンで、車中で流れるラジオ番組は、現在オンエア中であるTBSラジオの人気番組「東京ポッド許可局」。実際に番組の中でパーソナリティを務めるサンキュータツオとマキタスポーツの軽快なトークは、映画用に収録した秘蔵音声。

直木賞候補になった原作と、その作者でもある西川美和監督の元に集まった実力派俳優に本編が期待される。

『永い言い訳』

『永い言い訳』 (1)

『永い言い訳』 (2)

『永い言い訳』ポスタービジュアル

映画『永い言い訳』は2016年10月14日(金)より全国で公開!
原作・脚本・監督:西川美和
出演:本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、堀内敬子、池松壮亮、黒木華、山田真歩、深津絵里
配給:アスミック・エース
©2016「永い言い訳」製作委員会