30万部を突破した原田マハ原作の“スピーチライター”という職業がテーマの小説「本日は、お日柄もよく」 をWOWOWが連続ドラマ化した本作。夢や目標もなかった普通のOLがスピーチライターの紡ぐ“言葉”に魅了され、新たな人生を選択する成長物語となっている。『半落ち』(2004)で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した佐々部清監督がメガホンを取る。
今回、本作のキャストが解禁された。普通のOLからスピーチライターの世界へと飛び込んでいく二ノ宮こと葉役を比嘉愛未が演じる。2006年にNHK連続テレビ小説「どんど晴れ」のオーディションにて2156人の中からヒロイン役に選ばれ、テレビドラマに初出演で初主演デビュー。そんなこと葉を厳しく鍛える伝説のスピーチライター久遠久美役には長谷川京子。比嘉愛未とは初タッグとなる師弟コンビが政治の世界で活躍する。ほかに渡辺大、石橋蓮司、八千草薫、速水もこみち、船越英一郎らが若手とベテランがバランスの取れたキャストで送る。
比嘉愛未(二ノ宮こと葉役)コメント
◆「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」へのご出演が決まった時の感想をお聞かせ下さい。
WOWOWの作品に出演させて頂くのは初めてで、憧れていましたし、いきなり主演と聞いた時は正直驚きました。それも、いつかご一緒したいと思っていた佐々部清監督!!念願叶い嬉しい気持ちでいっぱいでした。
◆本作の見どころや、台本を読んでの感想をお聞かせ下さい。
この作品の見どころはやはり「言葉が持つ力」それにつきます!!私たちが何気なく使っている言葉。でも、この言葉だけで人を救えたり、逆に傷つけてしまったり・・・。計り知れない影響力・チカラがあるのだと、改めて再確認させられる素敵な作品だと感じました。
◆今回演じられる二ノ宮こと葉の印象、スピーチライターという役どころを演じて難しかったことや役作りについてお聞かせ下さい。
二ノ宮こと葉は、ひとことで言えばまっすぐで不器用な人。まさしく分身!!というくらい自分に重なる部分がたくさんあり、演じていて心地よかったです。スピーチライターという職業は実は今回初めて知ったのですが、とても奥深く難しい。でもこと葉が教わったように、相手の心に寄り添う気持ちで演じることが一番だと思い撮影に挑みました。
◆視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。
私たちが物心ついた頃から使っていた言葉。その大切さに改めて気付かされるメッセージや、人の心にそっと寄り添ってくれるそんな優しさに溢れた作品になっていますのでぜひたくさんの方々に見て頂けると嬉しいです。
長谷川京子(久遠久美役)コメント
◆「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」へのご出演が決まった時の感想をお聞かせ下さい。
スピーチライターという職業を恥ずかしながら今回初めて知りました。知れば知るほど興味深く、ただ言葉を綴るのではなく、クライアントの魂の声を形にする。語彙をたくさん持つのはもちろん、相手の心に耳を傾けなくてはいけない。本当に興味深い仕事だと思います。
◆今回演じられる久遠久美の印象や、スピーチライターという役どころを演じて難しかったことや役作りについてお聞かせ下さい。
難しかった事は、何よりも久遠久美という女性から発せられる台詞の量とスピード、そしてその言葉に説得力を持たせなくてはいけなかったことです。普段使わないような言葉や、スピーチライターの先人の話をする時、一度自分の体に消化させてから言わないと、自分の言葉にならないと思い、なるべく早い段階で台詞を覚えるようにしました。監督には低い声で話して欲しいと言われました。低い声の方が、キャラクターに落ち着きや自信がある様に見えるのだな、とわたしも感じましたが、普段の地声よりもかなりトーンを落としたので、お芝居に規制が出たと思います。でもそれも含めて久美のキャラクターの一部になったのかな、とも思います。
◆視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。
この作品を観ていただいて、言葉が持つ力を皆さんに再確認してもらえたら、嬉しいです。簡単に省略したり、新しい記号を作るのも悪くはないと思いますが、やはり日本人に生まれた以上、日本語の美しさや繊細さを改めて知るきっかけになってくれれば、とても嬉しいです。
佐々部清監督 コメント
◆「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」は、佐々部監督にとって、WOWOWで初の連続テレビドラマですが、本作の意気込みをお聞かせ下さい。
連続ドラマの経験がほとんどないので悩みましたが、僕自身が原作の原田マハさんのファンであり、本作は大好きな小説だったので、とにかく自分が観たい、感動したい作品を撮ろうと心懸けました。また、主要キャストやスタッフも初めての方が多かったので、その部分(お芝居も含め)もカメラのそばで楽しもうと思いました。自分が気負うと俳優にも伝わるので、出来るだけフワァ~としていようと注意もしました。なので、あまり意気込んでなかったかも知れません(笑)。
◆本作の見どころなどがありましたらお聞かせ下さい。
通常の演出はセリフをなるべく簡略化(省いて)して、表情やアクションを丁寧に描くことで伝えようとするのですが、今回はスピーチライターが大きな題材。つまり、話すことが見せ場の作品です。こんなにセリフを喋るシーンの多い作品は初めてかも知れません。ならば、俳優にどこまでセリフを委ねられるかという勝負をしてみたくなりました。主要キャストは各々が長いセリフを喋るシーンがあります。そのシーンは全て見せ場と言えるでしょう。
「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」は2017年1月14日(土)22:00よりWOWOWプライムにて放送開始!
※第1話無料放送(全4話)
監督:佐々部清
原作:原田マハ 「本日は、お日柄もよく」(徳間文庫)
出演:比嘉愛未、長谷川京子、渡辺大、石橋蓮司、八千草薫(特別出演)、速水もこみち、船越英一郎、大石吾朗、石井正則、安倍萌生、橘希、井上順、団時朗、升毅