堤幸彦監督が送る今世紀最大！？の温泉ギャグミステリー『RANMARU 神の舌を持つ男』の強烈キャラたちが続々登場する場面写真が解禁された。

数々のヒット作を生み続ける名匠・堤幸彦監督が20年来温めてきたアイデアを映画化した本作。日本人の誰もが愛する“温泉”を舞台に、旅をしながら事件の謎を解決するミステリー。濃すぎるキャラに、とめどなく繰り出されるハイブローなギャグ、2時間サスペンス風味、ちょっぴりエロスにラブ少々―。世間をザワつかせた衝撃の連続ドラマが仰天の映画化。ヨレヨレの帽子にしわだらけの着物と袴をまとう朝永蘭丸（向井理）、ウザカワ女・甕棺墓光（木村文乃）、冷静沈着なツッコミおじさん宮沢寛治（佐藤二朗）ら強力なキャラクターが集結。さらに蘭丸の“口に合う”運命の女性役を木村多江、ほかに市原隼人、黒谷友香、財前直見らが新キャラクターを演じる。

今回解禁された場面写真は、強烈キャラが切り取った3枚。長～いタイトルにも入っている「謎のかごめかごめ老婆軍団」。この老婆8人たちは、故・蜷川幸雄の遺産・高齢者劇団「さいたまゴールドシアター」の俳優で、彼女たちの輪になって躍るマイケル・ジャクソン並みのハイスピードのかごめかごめダンスはまさに必見。リハーサル時には、そのあまりの迫力に小鳥のさえずりがぴたりと止まってしまったそうだ。堤監督からの「2倍速で！3倍速で！」という無茶ぶりにも“ギアチェンジ”対応のハイテクニックを見せつけたというエピソードも残されている。次に「三賢者」の村の青年団の三人は、髪の毛をロック風に逆立て「YAZAWA」タオルを首に巻く丹治（矢島健一）、野草を手にする六郎（岡本信人）、裸の大将スタイルの文吾（渡辺哲）。1ミリも賢者っぽさを感じさせない様子を見せる実力派俳優たちが並ぶ。そして極めつけは、若旦那・龍之介（市原隼人）が働く鬼灯村の温泉旅館・菩辺美庵に、バイク事故の湯治に来たレディース2人組。ヤンキーの必須アイテム、ホンダのCB400Fを真っピンクに改造し、手足にはギプスを装着しながら「喧嘩上等！風呂上等！」とメンチを切る2人。劇中では、朝永蘭丸（向井理）と宮沢寛治（佐藤二朗）とのお色気混浴シーンも･･･。堤監督のひらめきと計算により現場でどんどんスケールアップされていった超強烈キャラたちは、ギャグ、パロディ、オマージュ満載。独創性溢れる堤ワールドを楽しめる作品となっている。