戦国時代の人気キャラクターが大集合した痛快エンターテインメント『花戦さ』の主要キャスト11人の劇中姿が初披露された。
野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という「狂言」「歌舞伎」「日本映画界」のトップが競演する痛快エンターテインメントである本作。信長、秀吉といった戦国武将と関わりを持つ千利休とも親交があった、池坊専好という実在した京都の花僧の物語。戦国時代、時の天下人である秀吉に専好が単身立ち向かう姿を痛快に描く。主演の野村萬斎が池坊専好を演じるほか、NHK連続テレビ小説「あさが来た」に出演の山内圭哉が池坊専好の兄弟子・専伯役、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の泉源太役で注目を集めた和田正人が専好の弟弟子・専武役、実力派俳優の吉田栄作が秀吉を支える智将・石田三成役、幅広いフィールドで活躍する竹下景子が専好の良き相談相手として頼りにする尼、浄椿尼役で出演する。
今回、主要キャスト11人が劇中姿で勢揃いしたビジュアルが公開された。タイトルにふさわしく、中央に立つ野村萬斎が手にもつのは刀ではなく、まさかの“菖蒲の花”―。このビジュアルは、横幅約5m50cm × 高さ約2m40cmの大パネルとなり、11月9日~14日の間、京都高島屋にて開催される旧七夕会池坊全国華道展にて展示が予定されている。
野村萬斎(池坊専好役)コメント
今回、豪華で個性豊かなキャストたちとお手合わせをする楽しさ・緊張感は一つの大きな醍醐味でした。ドラマの中では、対決の部分と仲間意識というものとのコントラストが場面ごとにあり、それぞれとの演技の掛け合いで造形されていった部分が多くあったかと思います。奥行きのある、とにかく見所満載の映画になったと思います。どうぞご期待下さい。
16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連ねる花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく、命ある花の美しさだった―。
映画 『花戦さ』は2017年6月3日(土)より全国で公開!
監督:篠原哲雄
原作:鬼塚忠「花戦さ」(角川文庫刊)
出演:野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市、高橋克実、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作、竹下景子
配給:東映
©2017「花戦さ」製作委員会