杉咲花×原作カット

杉咲花×原作カット


三池崇史監督×木村拓哉主演『無限の住人』のヒロイン浅野凜役に杉咲花が決定した。

「月刊アフタヌーン」(講談社刊)で連載され、その圧倒的な画力と斬新な殺陣描写により「時代劇」というジャンルを超えたアクションコミックとして話題を呼んだ。木村が演じるのは、不死身の体を持つ剣士・万次。「面倒くせぇ」が口癖だが、頼りがいのある男が引き受けたのは、“最初で最後”の少女の用心棒だった。監督の三池崇史は『十三人の刺客』(2010)がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、『藁の楯 わらのたて』(2013)が第67回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品されるなど高く評価されているだけに、海外をも視野に入れた作品としての期待される。

今回、本作のヒロイン浅野凜役に杉咲花が決定した。謎の剣客集団・逸刀流(いっとうりゅう)に両親を殺された少女。自身の命を懸けて仇討ちを決意した彼女は、不死身の体を持つ男・万次に用心棒を依頼。かつての亡き妹に似ているその姿に、しぶしぶながら依頼を受けた万次。しかし、それは不死身の万次をも追いこむ予想外の戦いの始まりだった―。

杉咲は、第7回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞、第37回ヨコハマ映画祭では日本映画個人賞と最優秀新人賞を受賞。さらに平成28年度前期NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」では高畑充希演じる主人公・常子の妹・美子を好演し国民的女優への階段を登りはじめた、今最も注目の若手実力派の女優です。現在、中野量太監督商業デビュー作『湯を沸かすほどの熱い愛』が公開中。

杉咲花(浅野凜役)コメント

浅野凜はすごく弱くて強い人。一人では何もできないけど、できるように頑張る負けず嫌いな女の子です。凜が背負っている覚悟をどう演じられるか不安でしたが、木村拓哉さん演じる万次を信じて、覚悟をもって演じました。今回はじめて三池組に参加させていただきましたが、みんながみんなを尊敬して、助け合いながら全力を尽くす居心地のいい現場で、スタッフの皆さんにも負けられないと思いながら頑張りました。

小岩井宏悦(エグゼクティブプロデューサー)コメント

凜の役を誰がやるかということが、この映画の成否を決めます。万次が守りたくなるような少女っぽさを持ちながら、万次には思慕の思いも持つ少女と女性の中間にいる芯のある女優が演じなければなりません。しかも、木村拓哉さんとがっつり芝居をする演技力も必要です。杉咲花さんの出ている作品を何本も観て、その圧倒的な演技力と無垢なビジュアルにこの子しかいない、と惚れこみました。凛の役をやった女優は、絶対注目されてトップクラスの仲間入りをするはずなので、むしろ抜擢の方がおもしろいじゃないですか。

映画『無限の住人』は2017年GWに全国で公開!
監督:三池崇史
原作: 沙村広明「無限の住人」(講談社『アフタヌーン』所載)
出演:木村拓哉
配給:ワーナー・ブラザース映画
©沙村広明/講談社 ©2017映画「無限の住人」製作委員会