研究所から盗まれた未知の生物兵器「K-55」を探す手がかりはスキー場らしき場所で撮られたテディベアの写真のみ。犯人が死亡し、頼みの綱はすべてを押し付けられた研究員。主人公の研究員・栗林を阿部寛、栗林をサポートするパトロール隊員・根津を大倉忠義(関ジャニ∞)、根津とともに捜査に協力するスノーボードクロス選手・千晶を大島優子が演じる。「サラリーマンNEO」や「あまちゃん」の演出を手掛ける吉田照幸監督がメガホンを取り、東野圭吾原作のサスペンスにユーモアを加えた“疾風怒涛ムービー”に仕上げた。
今回、本作の舞台となった長野県のスキー場開きイベントにサプライズ登場した大倉忠義と大島優子は劇中衣装で登場。パトロール隊員を演じた大倉はスノーモービルで、スノーボードクロス選手役を演じた大島はスノーボードでゲレンデに現れると歓声が沸き起こり、阿部寛が着用していた衣装に身を包んだ長野県の“阿部さん”こと阿部守一知事とともに一日限りの“疾風ロンドチーム”を結成した。
今日が初すべりで「3月以来の半年以上ぶり」という大倉は「野沢温泉スキー場で滑っていた感覚を思い出しました。気持ちよかったです。スノーモービルは転ぶことが無いので安心ですね」とコメント。大島は「今日はすごくいい天気なので、春スキーのように滑れるのがうれしかったです」と一足早い初すべりを楽しんでいた様子。撮影以来9ヶ月ぶりという長野県滞在について大島は「長野県にくると、必ず野沢菜を食べるんです。場所によって漬け方とかちがうじゃないですか?おうちの漬け方も違うときいたので色んなお店の野沢菜を食べた記憶があったので、今回はこんな味か!と食べ比べることができました。好きな味は、ちょっと薄目で、ダシの入ったものが好きです。撮影中の1か月の間は毎日食べさせていただいたので、味を知りました」と“野沢菜”トークを披露した。
劇中では、ゲレンデにあるレストランが舞台のひとつとして登場するが、大倉は「ゲレンデでは、ロッジで働いている方にすごくおいしいランチをつくっていただきました。夕食の時に、地元の方が持ってきてくださった日本酒が本当においしかったです」とほっこりエピソードを披露。大島も「村の方がわざわざカレーを作りに来てくれたり、ケータリングを入れてくださったり、エキストラの方も村の方がたくさんいらっしゃって、ご協力していただいたので、みんなで一緒に輪になりながら食べたのが思い出深いです」と地元の協力への感謝を語った。
撮影に入るまでスキーを2回しかしたことがなかったという大倉は「撮影を終えてスキーが好きになって、毎日のように撮影でご協力いただいていた方のスキーショップでグッズを一式揃えました」と明かした。また、撮影について「スキー場でスノーモービルに乗ることはなかなかできない体験なので、大きいスキー場を滑る感覚がすごくよかったです」と大倉。スノーボードクロス選手の役を演じる大島は「スノーボードに乗りながら、雪上でスキーのストックをもってチャンバラをしたのが大変だったので思い出に残っています」と劇中の見どころでもあるシーンを明かした。
最後に大倉は「随時挟み込まれるコメディな部分が絶妙なバランスで挟み込まれるので、真剣にみていたのにはっとします。スキー場のスケールの大きさだったり、スノーボードが好きな方もあんまりしない方にもみなさんに観て頂きたいです」とコメントし、大島は「全国のスキーヤー、スノーボーダーにはあるあると思う箇所がたくさんでてくるので、楽しんでいただけると思います!」と本作をアピールした。
映画『疾風ロンド』は2016年11月26日(土)より全国で公開!
監督:吉田照幸
原作:東野圭吾「疾風ロンド」(実業之日本社刊)
出演:阿部寛、大倉忠義、大島優子、ムロツヨシ、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊淳、野間口徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本明
配給:東映
©2016「疾風ロンド」製作委員会