元米軍エリート秘密捜査官で、今は街から街へと放浪を続ける一匹狼、ジャック・リーチャーが真実を追い詰める―。主人公リーチャーをトム・クルーズが熱演し、世界興収2億1800万ドルのヒットを記録した前作『アウトロー』(2013)。『ラストサムライ』(2003)のエドワード・ズウィック監督とトム・クルーズが再びタッグを組む。
寒空の下多くのファンが集まりトムの登場とともに大きな歓声が起こった。そんなファンの声援に快く応えるように一人ひとりに丁寧な対応を見せ、サインや写真に快く応じていた。興奮は冷めやまず抱き着くファンもおり、風もあり寒い中スーツ姿のトムは終始笑顔を見せた。
舞台挨拶が始まり壇上に上がると再び「トム!」のコールと歓声が起き、トムは「本当に今日は寒い中ありがとうございます。いつも皆さんに会うのを楽しみに日本に来ます。本当に早くこの映画を見ていただきたいと思います」と挨拶をした。そしてエドワード監督も「本当にありがとうございます。また戻ってこれて嬉しいです。日本に自分の作品を持ってこれるのは光栄なのですが、トムと二人いつも日本で素晴らしい体験をしております。この新しい二人で作った映画もどうぞよろしくお願い致します」とトムとの来日を喜んだ。
トムとエドワード監督は『ラストサムライ』以来2回目のタッグとなる。このことをエドワード監督は「またトムと仕事をするという機会に恵まれるまで10年かかってしまった。ここまでトムほど映画、映画作りを愛している人はいない。だから、一緒に仕事をすることは大きな喜び」と本作での再会を喜んだ。
前作『アウトロー』に比べて、本作では主人公・リーチャーの新たな一面を見ることができる。そのことに関してトムは「それを見せたくて今回監督とこの映画を作った。彼は素晴らしい監督でありストーリーを伝えるのも上手。ジャック・リーチャーはサムライや浪人のよう。古典的だし一匹狼なんだ。とてもタフでアクションもうまいんだ」と語った。
そして、最後に「是非楽しんでください!ありがとうございました」とファンへのメッセージを伝え「ジャック・リーチャー!」の掛け声にファンが「NEVER GO BACK!」と答え会場は盛り上がりを見せたまま終了した。
【写真/河野康成、文/片岡由布子】
映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』は2016年11月11日(金)より全国で公開!
監督:エドワード・ズウィック
出演:トム・クルーズ、コビー・スマルダース、ダニカ・ヤロシュ、ロバート・ネッパー
配給:東和ピクチャーズ
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