ムロツヨシ、阿部寛、大島優子

ムロツヨシ、阿部寛、大島優子

東野圭吾原作『疾風ロンド』の公開を記念した“疾風ロンドンバス”の出発式が11月17日(木)に都内で行われ、阿部寛、大倉忠義、大島優子、ムロツヨシが出席した。

未知の生物兵器「K-55」が研究所から盗まれた―。手がかりはスキー場らしき場所で撮られたテディベアの写真のみ。すべてを押し付けられた主人公の研究員・栗林を阿部寛、栗林をサポートするパトロール隊員・根津を大倉忠義(関ジャニ∞)、根津とともに捜査に協力するスノーボードクロス選手・千晶を大島優子が演じる。「サラリーマンNEO」や「あまちゃん」の演出を手掛ける吉田照幸監督がメガホンを取り、サスペンスにユーモアを加えた。

雪が降る演出の中登場した阿部は「100万部の原作ですが、それを壊すかのように、東野さんに挑むかのようにおもしろいエンターテインメントが出来上がりました」と挨拶した。2階建ての大きなロンドンバスに描かれた阿部のビジュアルに、大島は思わず「阿部さん大きいー!」と驚いている様子。阿部は「恥ずかしいですね・・・」と照れ笑い。大倉は「阿部さんはただでさえ迫力があるのに、大きくなるとこんなに迫力があるんだ
」と大島と同じく驚いている様子だった。この日、チェック柄の服に身を包んだ大倉だが、ムロに「ロンドンだからチェック柄だ!」と突っ込まれると、大倉は「恥ずかしいからやめてください!」と照れながら大笑い。

撮影中になかなかカットをかけないという吉田監督だが、阿部は「雪に埋もれるシーンで、終わってセリフもないのにカットをかけてくれなかった。大倉君と初対面で『なにかやらなきゃいけないの?』と目で合図したけど大倉君はなにもやってくれなかった。1分近くカットがかからなくて、雪の中に落ちて無理やり終わった」と吉田監督の無茶ぶりとも取れる撮影時の様子を明かすと、大倉は「何もできず申し訳なく思ってます。トラブルかと思っていたので・・・。最後は笑っちゃいましたけど」と苦笑い。そんな大倉はムロを「普通に話していると自然に笑顔になっちゃう顔」と表現。さらに「リフトで振り向いたら尾行しているシーンがあって、その時のムロくんの顔が耐えられなかった」と明かした。

大島も「ムロさんてずるいんですよ」と同意。さらに「大倉さんと私が前で、後ろでこっそり映ってるんですけど、視線を独り占めしたいんですよ。だからわざところんだりして・・・」と暴露。ムロは「そんなことないですよ!全力でお芝居をした結果アクシデントがあって」と笑いながら釈明した。さらに大倉に「リハーサルはちゃんとやってて、本番で転ぶ」と突っ込まれると、ムロは「本番の緊張を保ち続けています」とコメントした。さらに大島はムロとのアクションシーンで「スローカメラを使った上で、自分たちもスローでやった」と明かし「ふたりで息をあわせてやらなきゃいけなかったんです」と振り返ったが、ムロが「優子とツヨシの息がぴったり合ったシーン」とコメントするとすかさず「優子って呼ぶのやめてほしい!」と全力で拒否。ムロは「プライベートでは呼び捨てしないから大丈夫!(笑)」と笑いを誘った。

野沢温泉で撮影が行われた本作だが、撮影時は「ずっと内風呂に入っていた」という阿部。「ああいう映画もやってるから温泉は大好きなんですけど(笑)」と話したが、大島は自由に温泉に入っていたといい「後で知って悔しい思いをした」と明かした。また、自由に温泉に入っていた大島は「バレないように変顔をしながら入ることもあった」と明かし「阿部さんもやってみてください」と勧める場面もあった。ムロは短い撮影期間に大倉と飲みに行っていたことを明かし「スタッフさんも最初は緊張していたんですけど、2~3日目になると大倉君の酒の強さにみんな逃げるようになりました」と大倉の飲みっぷりの良さを明かした。

最後に阿部は「年末年始に何も考えずに笑ってもらえる楽しい作品です。迫力とアクションが詰まった極上のエンターテインメントが出来ました」とアピールした。

阿部寛

阿部寛

大島優子

大島優子

阿部寛、大島優子

阿部寛、大島優子

『疾風ロンド』ポスタービジュアル


映画『疾風ロンド』は2016年11月26日(土)より全国で公開!
監督:吉田照幸
原作:東野圭吾「疾風ロンド」(実業之日本社刊)
出演:阿部寛、大倉忠義、大島優子、ムロツヨシ、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊淳、野間口徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本明
配給:東映
©2016「疾風ロンド」製作委員会