『VR ミッション:25』

近未来のニューヨークを舞台にしたスリリングなSF映画『VR ミッション:25』の本編映像が解禁された。

新感覚のSFシューティング・アクション・スリラーである本作。ミステリアスな最新型バーチャル・リアリティ・ゲームへの招待状を受け取った8人が命がけのリアルな戦闘に巻き込まれる。プレイヤー自身が実際にゲームのキャラクターになり、テロリストと死闘を繰り広げる臨場感あふれるサスペンスフルなアクション作品。主演はマックス・ディーコン、『高慢と偏見とゾンビ』(2016)のモーフィッド・クラーク、『スノーホワイト』(2012)のクリストファー・オビなど今後の活躍が期待されるキャストが集結。

今回、本編映像が解禁された。映し出されるのは、他のプレイヤーたちとはぐれてしまった女性ゲーマーのテイラーが、薄暗い個室で追手を避け、息を潜める緊迫のシーン。覆面の男は、ゲームの設定上はプレイヤーによって殲滅される標的なのだが、この仮想空間ではまるでプレイヤーたちがターゲットにされているかのようにじりじりと追い詰められていく。やっとの想いで敵を倒すも、無機質なアナウンスがゲーム再開を告げ、なおもゲームは続いていく―。さらに、主催者不明のなか、次々と起こるトラブルへの違和感と疑念から導き出されたのは、参加者たちの「ある共通点」だった。ある確信を抱いたカールはプレイヤーたちの経歴を尋ね始める。シェリーは両親とも亡くなっており、ゲームオタクのアダムは祖母はいるものの認知症により孫の顔を判別できない。さらに、アトラスは離婚したため家族を持たず、エドワードは孤児だと明かす。友達の身代わりで参加したテイラー以外は、全員近親者を持たない、つまりは「プレイヤーたちが消えても捜してくれる人はいない」という戦慄の事実だった―。

VRの登場により今後さらに体感型ゲームが追及されていくであろう現代に、ゲームの楽しさに隠れるバーチャルではないリアルとは何か、仮想と現実の違いを生々しく描く。

『VR ミッション:25』ポスタービジュアル

映画『VR ミッション:25』は2016年11月19日(土)より池袋HUMAXシネマズ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開!
監督:チャールズ・バーカー
出演:マックス・ディーコン、モーフィッド・クラーク、アリ・クック
配給:REGENTS、日活
2016年/イギリス/90分
©The Call Up Limited 2015