蒼井、石崎、葉山、落合、松居監督で行われたトークイベントでは、青いだけが松居監督のグラフィティアートのTシャツを着て、他の登壇者は全員おそろいのTシャツを着て登場。松居監督が、蒼井がモチーフのパーカーを作ったら「数日後に逆襲で・・・」と苦笑い。蒼井は「自腹で、ネットで注文しました」と笑いを誘った。
本作について蒼井は「女性と男性は見方が違う。女性は裏を読んで見ることが出来るだろうし、男性はそのまま受け取ることが出来る。女友達と見たほうがいいと思っていたけど、男女で行ったほうがおもしろいのかなと思っています」とコメント。20歳の三橋学役の葉山は「僕はまだ分からなかったけど、10年後20年後に見たい」と笑顔で語った。
今回年が違いキャストとスタッフが集まっていることでチームワークもよかったことを松居監督やキャストが明かしているが、蒼井は「今でもみんなで集まってご飯を食べています」とコメント。石崎は「初めに部屋飲みしようってなって、ホテルの(蒼井)優ちゃんの部屋に行ったら一升瓶が7本くらいあって、イカもあって、スナックみたいになってて、それでおもう大丈夫だと安心した」と明かすと場内は笑いに包まれた。
また、撮影中には蒼井演じる安曇春子が飼っている猫のみーちゃんがいなくなってしまい「『みーちゃんが行方不明』になた。撮影ができないし、プロ猫じゃないから帰ってこないし、借りてるから返さなきゃいけない」と必至で捜索したと明かす松居監督。探してみると隣の家の軒下にいて事なきを得たエピソードを明かした。
足利での撮影時にあった休日にはレンタカーを借りて、石崎と太賀と3人で日光に行ったという落合。蒼井にも写真が送られてきたと言うが、葉山は都内でドラマの撮影をしていたことを明かし「(太賀が)インタビューでいつも楽しそうに話してる。おれは行ってないのに、なんで隣でしゃべれるのかな」と残念そうに語った。
イベントでは、石崎によるライブに続き、石崎の楽曲をテーマにして蒼井と石崎が出演し、松居監督がメガホンを取った短編映画『花瓶に花』が上映された。さらに最後に本作の主題歌を担当するチャットモンチーによるライブが行われ「majority blues」「消えない星」の2曲が披露された後、蒼井がピアノの伴奏として参加して「バスロマンス」が演奏された。普段と違う様子のステージに蒼井は「人生で一番緊張した。ひざがブルブル震えた」と語った。
原作は、新鋭作家・山内マリコの同名小説。寂れた国道沿いに大型モールやファミレスなどが並ぶ郊外の街で、捜索願いのポスターをモチーフにしたグラフィティアートが不気味に拡散される。主人公アズミハルコ役を蒼井優、アズミハルコの顔をグラフィティアートとして拡散する若者集団「キルロイ」のメンバーを高畑充希、太賀、葉山奨之の3人が演じる。
映画『アズミ・ハルコは行方不明』は2016年12月3日(土)より新宿武蔵野館ほか全国で公開!
監督:松居大悟
出演:蒼井優、高畑充希、太賀、葉山奨之、石崎ひゅーい、菊池亜希子、山田真歩、落合モトキ、芹那、花影香音、柳憂怜、国広富之、加瀬亮
配給:ファントム・フィルム
©2016「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会