ヴェネチア国際映画祭正式上映作品『愚行録』の主演を務める妻夫木聡の36歳の誕生日を記念して場面写真が解禁された。

ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎による直木賞候補の同名小説を映画化。主人公で週刊誌の記者・田中役を妻夫木聡、田中の妹・光子役を満島ひかりが演じ、さらに小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和などの豪華キャストが出演。監督は、ポーランド国立映画大学で演出を学び、本作で長編映画監督デビューを飾った石川慶。人間関係における秘められた羨望、嫉妬、駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の【愚行】（＝愚かな行為）が複雑に絡み合い、見る者の人間性が極限まで試される戦慄の群像劇。予想を覆す展開に圧倒的な衝撃が走る新たなる傑作ミステリーが誕生した。

今回、主演の妻夫木聡36歳の誕生日を記念して、3枚の場面写真が解禁された。2016年には『家族はつらいよ』、『殿、利息でござる』、『怒り』、『ミュージアム』と4本の映画が劇場公開。その活躍と演技力に改めて注目が集まり、特に『ミュージアム』での怪演とも言える役どころはファンならずとも驚かされた。また、日刊スポーツ映画大賞では自身初となる助演男優賞を受賞。さらなる飛躍が期待される中、『バンクーバーの朝日』（2014）以来の約2年ぶりとなる主演映画となる本作が待機している。

本作で週刊誌記者を演じるにあたり、実際に週刊誌編集部を訪問し、現役記者に立ち居振る舞い等を逆取材した上で撮影に臨んだ妻夫木。2017年は『愚行録』の後にも『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』で主演を務めることが発表されており、舞台では「NODA・MAP第21回公演『足跡姫』～時代錯誤冬幽霊～」に出演が決定している。30代半ばを過ぎ、円熟を増した俳優・妻夫木聡にさらなる注目が集まる。