同名ベストセラー小説を林遣都主演で映画化した『しゃぼん玉』の予告編映像が公開された。

親の愛を知らずに育ち、事件を繰り返す無軌道な若者が、逃亡途中に老婆を助けたことがきっかけで彼女の家に居座る。村の人々とのふれあいは彼を大きな決断に導く―。直木賞作家・乃南アサのベストセラー小説を原作に、東伸児が映画を初監督。主人公・伊豆見役に林遣都、老婆・スマ役に市原悦子を迎え、新鋭・藤井美菜や、綿引勝彦、相島一之ら実力派キャストがそろい、愛を知った人間が自分の居場所を見つけ再生していく過程を描いた感動傑作に仕上げた。

解禁された予告編では、基博の名曲「アイ」の弾き語りVersionを使用している。主題歌起用に関しては、東監督をはじめ製作サイドが、“宮崎県にゆかりのある”秦基博に主題歌提供のラブコールを送っており、作品を観た秦本人から自身の“ターニング・ポイント”となった「アイ」(2010)を提案、この映画の持つ“無償の愛”と曲の歌詞に込められた“愛のあたたかさ”が、見事に融合して映画を人々の心に残る名作にするということで、監督含めスタッフが全員一致で即決した。

秦基博(主題歌)コメント

「しゃぼん玉」という映画は、生きることの困難さや、自分たちの抱える矛盾ーーー善悪とは何か、本当の意味での優しさとは何か、といったことについて、改めて考えるきっかけをくれる作品でした。主人公が初めての土地で様々な人たちと出会い、初めての感情を知っていく・・・・・・そんなところが「アイ」という楽曲の世界観に合っていると思いました。

林遣都(伊豆見翔人役)コメント

「アイ」は、元々秦さんの曲の中でも特に好きな一曲です。主人公・翔人の誰にも伝えることのできない切ない思いを代弁してくれているかのようで、撮影時に見ていた景色や抱いていた感情が頭を駆け巡りました。より一層公開が待ち遠しいです。

林遣都

映画『しゃぼん玉』は2017年3月よりシネスイッチ銀座ほか全国で公開!
監督・脚本:東伸児
原作:乃南アサ「しゃぼん玉」(新潮文庫刊)
出演:林遣都、藤井美菜、相島一之、綿引勝彦/市原悦子
©2016「しゃぼん玉」製作委員会