映画『この世界の片隅に』で主演声優を務めたのんの写真集「のん、呉へ。2泊3日の旅」の発売記念イベントが12月18日（日）に東京・八重洲ブックセンターで行われ、サイン本の手渡しが行われた。

冒頭の挨拶で「『この世界の片隅に』を観ていただいて、呉に行ってみたいが時間がない！という方はこの本を買っていただいて、呉の景色を堪能していただけたらなと思います。」と挨拶。映画の原作者である こうの史代から「のんさんがこんなにも楽しそうに呉を旅してくれて本当に嬉しいです。私も知らないような場所もあり、写真集を見て行きたくなりました。呉をもっと好きになりました」と喜びのコメントが届いた。

実際に呉に行って「そのものの建物があったりする。すずさんが初めて通る道やお買い物に行く途中の道や並んでいる建物は当時のまま残っていたりする」と語り、この世界の片隅にで感じる風景や空気感がそのまま呉にあると感じたそう。

写真集の中で食べてるシーンが多くあり、思い出に残っている食べ物について問われると「呉焼きという広島焼きみたいなもの」と答えた。「呉の観光課の方に『これって広島焼きじゃないんですか？』と聞いたら『全然違いますよ！これは呉焼きです！』と強く言われたことを明かした。

写真集ができあがって最初に見た感想については「我ながら楽しそう。23歳には見えない幼さがあって面白かった。一番は呉に行きたくなる、呉の魅力がたくさん詰まった写真集になったと思います」と喜びの表情を浮かべた。お気に入りのページを問われたると「ものを食べているところ、動物のようにほうばっているところ！」と指差し、写真と同じポーズを披露した。