小池監督が「皆様に見ていただけるところまで辿り着きました」と挨拶すると、浄園が「やりきった、安堵の思いが強い」とコメントするほど苦労の道のりを感じさせる本作。大人向けの「ルパン三世」として、前作『次元大介の墓標』から1年半が経ち、公開される本作では、石川五ェ門が初めて登場することで話題となっている。
ルパン三世役の声優を務めた栗田は「とにかく浪川大輔が石川五ェ門になった瞬間といった作品」と浪川の演技を賞賛し「刀ってこんなに恐いんだ、恐ろしいんだ、こんな石川五ェ門なんだ!と伝わる作品」と本作を絶賛した。石川五ェ門役の浪川は「小池監督のルパンは初めてで、ルパンという作品にも途中から参加させていただき迷った時期もあった。自分と重なる部分もあったため、今回五ェ門に助けられた部分もあった」と、まさに五ェ門と一心同体で参加したことを明かした。
今回、五ェ門をメインにした理由について小池監督は「前作に『五ェ門が出ていない』『見たい!』という声をたくさんいただいたこともあるが、自分自身五ェ門をやりたいと思っていた」と明かした。待望の五ェ門出演作品だが、五ェ門を演じた浪川は「非常にこだわりが強いと感じた。1日で録れたが13時間かかり、台詞によっては10テイク以上かかった。ここまでOKを出さない監督がいるのかと思った(笑)」と小池監督の作品への力の入れようを感じさせるエピソードを語った。
本作に見どころについて栗田は「人を見守る気持ち、男同士の深さというのを感じていただきたい」とポイントを挙げ、浪川は「(前作の)次元がすごい好評だったから、是非みなさんSNSで拡散お願いします(笑)男性なら分かる、女性でもこういうテイストのものを楽しんでほしい。特に食べるシーンに注目です!非常においしそうに食べてます!(笑)」と前作を意識しつつ、最後に「今回の五ェ門はすごい人数の人を切ります!是非ご覧になってください」と本作をアピールした。
今度の主役は、孤高の剣士・石川五ェ門。裏切り者の汚名を掛けられた屈辱は、己とこの刀で必ず晴らす―。最強に目覚める若くギラギラした五ェ門とルパン、そして次元の“ルパン一味”誕生を描く本作。前作『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』のスタッフが再集結。ルパン三世を栗田貫一、次元大介を小林清志、峰不二子を沢城みゆき、銭形警部を山寺宏一、そして本作で「LUPIN THE IIID」シリーズに、石川五ェ門(浪川大輔)が登場する。ハードで危険。オトナの「ルパン三世」で浪川大輔演じる若き侍、石川五ェ門の躍動に期待がかかる。
映画『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』は2017年2月4日(土)より全国で公開!
監督・演出:小池健
原作:モンキー・パンチ
声の出演:栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一
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