この男がヤラかさなければ“トランプ大統領”はなかった?民主党の未来を担う敏腕議員として注目を集め、NY市長選に立候補しながらも、驚きのセックス・スキャンダルによって凋落し、全米を騒然とさせた前代未聞のお騒がせ政治家アンソニー・ウィーナー。本作では、彼が再起を懸けて挑んだ「復活選挙」、そこで起こった「まさかの展開」に密着。先の米大統領選挙で圧倒的優勢だったヒラリー・クリントンの人気を失速させた私用メール問題は、FBIがアンソニー・ウィーナー元下院議員の捜査を行う中で浮上したものだった。ウィーナーとはどんな男なのかに迫る。
2011 年当時、連邦下院議員だったアンソニー・ウィーナーの人気は凄まじかった。若くハンサムなルックスに鋭く明快なトークスキル。長年、ヒラリー・クリントンの右腕を務める才色兼備の妻フーマと並ぶ姿はまさに「理想のカップル」そのもので、オバマ大統領に続く民主党の若手として注目されていた。そんなある日、ウィーナーはツイッターに自らの「ブリーフ一枚の下半身写真」を誤って投下してしまう。彼には、女性と性的なメッセージや画像を送り合う“セクスティング”という隠された性癖があった。ハッカーの存在を仄めかすものの時すでに遅し、彼の性スキャンダルは瞬く間に全米に知られ、泣く泣く議員を辞職するはめに―。しかし二年後、ウィーナーは再起を賭けてニューヨーク市長選に立候補する。「もう一度、チャンスを与えてほしい」と訴える真摯な姿勢は人々の心を動かし、アッという間に支持率トップになったが、その矢先、またしても新たなる疑惑が持ち上がる―これが人間の性(サガ)なのか。とんでもない戦略とダマし合いに満ちた米国選挙の舞台裏。笑いと涙と愛と憎悪に包まれた、波乱万丈のリアル人間劇場を描く本作には、ヒラリー・クリントン、ドナルド・トランプ、ビル・クリントン、バラク・オバマなど錚々たる面々が登場する。
映画『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』は2017年2月18日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開!
監督:ジョシュ・クリーグマン、エリース・スタインバーク
出演:アンソニー・ウィーナー、フーマ・アベディン
登場する有名人:ヒラリー・クリントン、ドナルド・トランプ、ビル・クリントン、バラク・オバマ
2016年/アメリカ/96分
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