2010年に起こった海底油田爆発事故を映画化した『DEEPWATER HORIZON(原題)』が『バーニング・オーシャン』の邦題で2017年4月に全国で公開されることが決定した。

爆発が起こる最中の現場作業員たちの知られざるドラマがついに明かされる―。2010年にメキシコ湾沖の石油掘削施設で起きた爆発事故による原油流出。本作では、人為的ミスの連鎖、親会社と下請け会社の確執など、大事故へとつながる小さな原因の積み重ねを緊張感たっぷりに描いている。監督は『ローン・サバイバー』、『バトルシップ』など、リアルなアクション描写に定評のあるピーター・バーグ。見る者がまるでその場にいるかのような迫力の映像を作り上げた。主演は『トランスフォーマー/ロスト・エイジ』、『ローン・サバイバー』のマーク・ウォールバーグ。共演に、カート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲスやディラン・オブライエン、ケイト・ハドソンが名を連ねる。

2010年4月20日、メキシコ湾沖約80kmの石油掘削施設“ディープウォーター・ホライゾン”が、海底油田より逆流してきた天然ガスの引火により大爆発を起こした。その後も未曾有の被害を出す大事故となり、施設だけでなく海上一面が火の海と化した。この事故は、世界最大級の“人災“でもあった―。施設内に閉じ込められた作業員126名の運命は?被害の拡大を食い止めようとする現場作業員と彼らの決死の脱出を壮大なスケールで描いた、実話に基づく海洋ディザスター映画。

メキシコ湾原油流出事故

2010年4月20日にメキシコ湾沖合80km、水深1,522mの海上で海底油田掘削作業中だった石油掘削施設“ディープウォーター・ホライゾン”で、技術的不手際から掘削中の海底油田から逆流してきた天然ガスが引火爆発し、海底へ伸びる5500mの掘削パイプが折れて大量の原油がメキシコ湾へ流出した事故。7月16日までの原油流出量は約78万キロリットル(490万バレル)で、被害規模は数百億ドルとされる。“ディープウォーター・ホライゾン”は自動船位保持装置を備えた半潜水式の石油プラットフォームで、海に浮きながら自動で位置を調節し、大水深の海底から石油を掘削することができる。

映画『バーニング・オーシャン』は2017年4月に全国で公開!
監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォールバーグ、カート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲス、ディラン・オブライエン、ケイト・ハドソン
配給:KADOKAWA
2016年/アメリカ/107分
Photo credit David Lee