ドラマ「猫忍」の舞台挨拶が12月23日（金・祝）にシネマート新宿で行われ、主演の大野拓朗と渡辺武監督、「猫侍」に主演で本作にも出演する猫のあなご、「猫忍」で主役の猫の金時が登壇した。

冒頭の挨拶を終え、大野が劇場版『猫忍』が5月20日に公開が決まったことを発表すると、会場から拍手が巻き起こった。忍者役で苦労した点を問われた大野は、特に走り方が大変だったと明かし“中腰でクラウチングスタート”のようなポーズを披露して笑いを誘い「朝っぱらから、山の中を十何本か『はい走って！走って！』と走らされて（笑）」と苦労した様子を見せた。

渡辺監督とのセッション、タッグについて大野は「監督はめちゃくちゃ素敵な方」と笑顔を見せ「監督がまとめて、すごく楽しみながらニコニコしながら『ここ、こういう風にやってみようか。えへへ、えへへ』と笑いながら、現場を和ませてくれて。僕は監督が作った船に乗らせていただいて撮影に集中しながら参加させていただけた」と感謝の気持ちを述べた。

渡辺監督は「キャラクターというのは、大野くんの中から醸し出されるものなので、そんなにこだわってない。やっていくうちに写っていればいいな」と撮影に対する姿勢を明かすと、大野は「でも、ちょっと抜けたところがあるとかは結構意識しました」と返すも、それは本質だと切り返され、会場を笑わせた。本作の狙いを問われた渡辺監督は「海外視点というか、外国人にウケると売れるよねって。世界を目指しているので。ハリウッドでね（笑）」と答え、海外進出へ意欲を見せると会場から笑いと拍手が送られた。

この日も一緒に登壇した、共演している猫の金時について大野は「もう可愛すぎて、1・2話を観ながら『ああ可愛い、ああ可愛い･･･』と呟きながら観てました」と終始溺愛してる様子を見せた。

本作は、「猫侍」のスタッフが贈る、猫癒しアクションエンターテインメント。

【取材・写真・文／蔭山勝也】