デレク・シアンフランス監督最新作『THE LIGHT BETWEEN OCEANS(原題)』が『光をくれた人』の邦題で2017年春に全国で公開されることが決定した。

「電車の中やカフェでは読んではいけない、なぜなら人目もはばからず泣いてしまうから―」それほどまでに多くの人を感動させた、M・L・ステッドマンによる世界的ベストセラー「海を照らす光」が原作。灯台守として“他人の子”を育てる夫婦に本作をきっかけにプライベートでも有名カップルとなった『それでも夜は明ける』などでアカデミー賞に2度ノミネートされたマイケル・ファスベンダーと、『リリーのすべて』で同賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデルが共演。赤ん坊の実の母親役には、『ナイロビの蜂』でオスカーを手にしたレイチェル・ワイズと豪華キャストが勢ぞろいの本作。

孤島に漂流した赤ん坊を育てる決心をした灯台守の夫婦の愛情、実の母親と出逢ってしまうことで抱く葛藤、そして実の母親の苦悩を描いた物語は、本国公開後「ティッシュメーカーの株価が上がるほど観客は泣くに違いない」(ガーディアン紙)、「泣く準備を!この映画にはすべてが揃っている」(ワシントンポスト)、「心が引き裂かれるなんてものではない、心をえぐり取られた」(USAトゥデイ)と“号泣必至”と大評判を呼んでいる。美しくも愚かで貴い幾つもの愛の姿に胸をつかれる慟哭の物語は、観る人それぞれの人生に”光をくれた人”の存在がいることを教えてくれるだろう―。

オーストラリア西部の孤島ヤヌス・ロックで暮らす、灯台守のトムとその妻イザベル。ふたりは強い絆で結ばれていたが、イザベルは2度の流産に傷ついていた。そんな中、女の子の赤ん坊が乗った謎のボートが流れ着き、自分たちの娘として育てたいというイザベルの懇願にトムは折れてしまう。それから4年、愛らしく育った娘と幸せの絶頂にいた夫婦は、娘の生みの親のハナと偶然出遇うことになる。絶望の中を彷徨うハナを見たトムは、正しいことをするべきだと悔い改め始めるが、イザベルには娘のいない人生など耐えられなかった。娘の本当の幸せは、夫婦の愛の行方は?苦悩の果てに二人が選んだ道とは―。

映画『光をくれた人』は2017年春にTOHOシネマズシャンテほか全国で公開!
監督:デレク・シアンフランス
原作:M・L・ステッドマン「海を照らす光」(古屋美登里訳/早川書房)
出演:マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデル、レイチェル・ワイズ
配給:ファントム・フィルム
2016年/アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド/133分
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