瀧川が「新年早々この映画観るんですね!いいなぁ~」と羨み、トークイベントが幕を開けた。本作について瀧川は「全く予備知識なく観た。昔からよくあるアクションサスペンスかと思いきや、そこに重きを置かれているわけでもない印象」で、そこが斬新で面白いと語り「これはアクションサスペンスだから笑う映画じゃないよ!といった先入観を持たないで観たほうが楽しめると思います」とアドバイスした。
ベン・アフレックの劇中のアクションについて問われたおぐらは「観てる人にやさしくないアクション」と答え「作る側からすると、アクションは良く撮ってください!とか良く映してください!とかあるけど、この作品には全然無い。それがリアルだったりする」と語り、続けて「やってることは説得力があるのに派手に映していない」と本作を分析すると、瀧川もこれに同意した。瀧川はこれまでベン・アフレックが出演した作品について「強烈なキャラクターで、それがものすごくハマってると感じたことはなかった」と話し、本作は「ついにベン・アフレックが当たり役を発掘して、しかもめちゃくちゃハマっていて。あぁ、これは素晴らしい発見をした」と感じ、シリーズ化を熱望するようなお宝を発見した気持ちだと明かした。
最後におぐらは「この作品は映画の楽しい要素がいっぱい入ってて、アクションも入っててサスペンスも入ってて。ずっと背もたれに背がつかないような映画だと思う。気を抜いてると“あれ、何だっけ?”ってなっちゃうような映画ですので集中して観ていただければ」とコメントし、瀧川は「監督と脚本と俳優のバランスがよく取れている。様々なセクションのバランスがよく取れていて、総合的に高いレベルの映画だなと思う。人に紹介する時にどんな映画か聞かれるとモゴモゴしちゃうけども、是非拡散していただければと思います。ベン・アフレックのためにも(笑)」と笑いを誘った。
昼は田舎のさえない会計士の仮面をかぶり、夜は裏社会の殺し屋として巨悪に対峙する謎の男“クリスチャン・ウルフ”が、犯罪組織や企業の不正を暴いていくサスペンス・アクション大作。いくつもの顔を持つ新たなアンチ・ヒーローをベン・アフレックが演じ、アナ・ケンドリック、J.K.シモンズらが共演。たった一人で世界中の悪人を敵に回し、臆することなく制裁を加えていく最強無双の男は一体何者なのか?国家、マフィア、一流企業、全てを欺く男の真の目的とはいったい何なのか―。
【取材・文・写真/蔭山勝也】
映画『ザ・コンサルタント』は2017年1月21日(金)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国で公開!
監督:ギャビン・オコナー
出演:ベン・アフレック、アナ・ケンドリック、J.K.シモンズ、ジョン・バーンサル、ジーン・スマート、シンシア・アダイ=ロビンソン、ジェフリー・タンバー、ジョン・リスゴー
配給:ワーナー・ブラザース映画
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