三池崇史監督×木村拓哉主演『無限の住人』で主演の“木村拓哉が考える<無限>の意味”を語るコメントが到着した。
「月刊アフタヌーン」(講談社刊)で連載され、その圧倒的な画力と斬新な殺陣描写により「時代劇」というジャンルを超えたアクションコミックとして話題を呼んだ。木村が演じるのは、不死身の体を持つ剣士・万次。「面倒くせぇ」が口癖だが、頼りがいのある男が引き受けたのは、“最初で最後”の少女の用心棒だった。監督の三池崇史は『十三人の刺客』(2010)がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、『藁の楯 わらのたて』(2013)が第67回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品されるなど高く評価されているだけに、海外をも視野に入れた作品としての期待される。
今回、主演・木村拓哉のロングインタビュー第2弾が 公式サイトにて公開されるのを前に、一部のコメントが解禁された。ロングインタビューの全文は、公式サイトにて1月31日18:00より公開される。
両親を殺された少女・凜(杉咲花)に頼まれ、用心棒として彼女を全力で守ることになる不死身の男・万次(木村拓哉)。万次を演じた木村について、本作のメガホンをとった三池崇史監督は「主人公、万次は、どこか木村拓哉その人に重なる気がする」と指摘している。「(木村と万次は)まったく違うところで生まれ育ってるわけですが、この世の中で同じ空気は吸って生きているのでリンクするってことがあるんだなと思いました。そいういうものと出逢っていく強さがやっぱり必要です」と、木村にとって運命的な役であったことを明かしている。
木村は「ものすごく大きいのは、万次が凜の中に町を感じていたこと。凜を初めて見たときに、町とオーバーラップしてなかったら、あそこまでくいしばって立ち続けることはできなかったと思います。自分が死なせてしまった妹を凜に重ね合わせていたからこそ、そうすることができた」と劇中で自身が演じる万次と凜の出会いが運命的であり、そのために自身を追い込んでまでも守り続けたのだろうと分析する。
不死身の体を持ち永遠に生きる男が、自分のせいで死なせてしまった妹・町と似た少女に、<時空>を超えて出会う『無限の住人』。木村は、本作のタイトルでもある<無限>について、「<時間>や<時空>ということではなく、<想い>なんじゃないかと。感情ではなく<想い>。個人が抱くことができる<想い>」と語る。様々な<想い>を抱きながら、永遠の時を孤独に生き続けた男が、“希望”になる少女と出会い、そして、彼をも襲う死闘を描くアクションエンターテイメントが描かれる。
映画『無限の住人』は2017年4月29日(土・祝)より全国で公開!
監督:三池崇史
原作: 沙村広明「無限の住人」(講談社『アフタヌーン』所載)
出演:木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、満島真之介、金子賢、山本陽子、市川海老蔵、田中泯/山﨑努
配給:ワーナー・ブラザース映画
©沙村広明/講談社 ©2017映画「無限の住人」製作委員会