『ダラス・バイヤーズ・クラブ』『わたしに会うまでの1600キロ』のジャン=マルク・ヴァレ監督の最新作は、人生で本当に大切なものを探す、喪失と哀しみ、そして再生を描いた物語。何事にも無感覚な主人公の心の迷いをエモーショナルに描く。主人公・デイヴィス役にジェイク・ギレンホール。妻を亡くし、自分を見失った空虚な男の脆さを、繊細な演技で表現している。また、ナオミ・ワッツがディヴィスの心を溶かしていくシングルマザーを演じる。
本作でデイヴィス(ジェイク・ギレンホール)の心を溶かしていく少年・クリスを演じたのは、ジューダ・ルイス。確かな存在感と演技力はもちろん、端正な顔立ち、クールな瞳、美しすぎるルックスには熱い視線が集まっている。今回解禁された映像では、ジューダ・ルイスが即興で演奏してたというドラムシーンや、デイヴィスとふざけあいながら、彼から身をもって“人生の痛み”を教えられるシーンなどが盛り込まれている。そのわずかなシーンからも光輝やくよう演技を垣間見ることが出来る。10代にして、難易度の高いヒョウ柄のジャケットをクールに着こなし、早くも独特のオーラを放つ。
物語において重要な役を担うクリスのキャスティングについて、プロデューサーのモリー・スミスは「ジューダは(オーディションの)映像テープの中から見つけたの。彼は映像の中で輝いていて、若い頃のレオナルド・ディカプリオを思い出したわ。彼にはスターの素質があるわ。それに美しい顔立ちとスピリットを持っている」と絶賛し、ジェイクも「彼は、ああいった風に大胆だし、自信を持って現場に入ってくるので、セットでの僕は慰められたりした。そして彼の演技は美しい」と絶賛している。さらにジャン=マルク・ヴァレ監督は「ジューダ・ルイスはあの役で“化けた”ね。あの子はロックスターなんだ。才能があって、まだ若い。そしてとても自然体だ」と太鼓判を押した。
ジェイクとルイスの共演シーンは感情むき出しの重要なものばかり。ジェイクとの共演についてルイスは「あんなに経験豊富な人と一緒に仕事ができるなんてホントにクールなことだった。彼からたくさん学べるし、僕自身育ててもらっているかのようだった。あんなにも上手くて経験のある彼と同じシーンにいるだけで、僕も成長しているような気になるよ。本当にすごいことだよ」と語っている。そんな2人が印象的なのが、本映像にも含まれているクリスが叩くドラムの音に合わせてデイヴィスが踊るシーン。これはなんと即興で生まれていた。10歳からドラムをしていたジューダ・ルイスは音楽を日ごろから聞いており、演奏も記憶。ガレージにドラムがあったので即興で叩き、それにジェイクが踊りだしたという。
映画『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』は2017年2月18日(土)より新宿シネマカリテほか全国で公開!
監督:ジャン=マルク・ヴァレ
出演:ジェイク・ギレンホール ナオミ・ワッツ クリス・クーパー
配給:ファントム・フィルム