ピンク色のカーペットが敷かれたセレモニー会場に、亀梨和也と土屋太鳳を中心にしたキャストらが登壇すると、待ちわびたファンからは大きな声援が巻き起こった。セレモニーでは、映画の大ヒットに向けて亀梨は「この映画を通して皆様を幸せにすることを誓います」、土屋は「私は歌子ちゃんの幸せを全力で伝えることを誓います」と宣誓した。
劇場で行われた舞台挨拶は、西畑大吾が「西畑さんだぞっ」と挨拶し、亀梨が「もうちょっと、こうやったほうがいいよ」とアドバイスを送り笑いを誘うなど和気あいあいとした雰囲気の中で始まった。本作が本格的な恋愛映画に初挑戦となる亀梨だが、演じる上では「ファンタジー的なものは作らずにリアルに」と気を付けていたようだが「セクシーさがどうしても出ちゃうので・・・」と笑いを誘った。そんな亀梨との共演について土屋は「クールに見えておもしろい部分を持っていて、大人の男性ってすごいんだなと思った。行動がレディーファースト」と称賛した。さらに「私が気づいていない間に気を使ってくださっていた。王子様に出会うってこういう感じなのかな」と演じた歌子の気持ちを理解している様子だった。
劇中で金髪の不良少年を演じた高杉真宙は「不良少年役なのでみんなが近づいてこなかった」と撮影初期の様子を振り返り、土屋は「すごく真面目なんです。親子の関係であったりを真剣に表現されていた」とコメント。そんな高杉だが、亀梨に「普段はインドア派で、アニメとか好きだったりする。最初現場にコスプレをしてきて・・・」と話すと高杉は「したことないです!」とすかさず否定した。
同世代が多い現場となったが「撮影開始の2~3日は、僕と真宙くんとティナちゃんと、控室にいるときはしゃべらずに座っていた」と話す西畑。そのときに「セクシーでスマートな亀梨君がやってきて、ジャニーズでエンターテイナーなんだからだめだよ(と言われた)」と明かし、そこからみんなが仲良くできたと振り返り「1か月間で、真宙君とはいろんなところにデートした」と話すと場内からは大きな歓声が起こった。
終盤で土屋は「(亀梨演じる)功太君が功太君じゃなかったら歌子としていれなかった」と感謝の気持ちを明かし、最後に亀梨は「とにかく見ていただいた後にハッピーで温かい気持ちになれる作品。みなさんがどういう感想を持ってくださるのかドキドキしています」とメッセージを送った。
めちゃくちゃイケメンな「P(POLICE/警察官)」と恋愛初心者の「JK(女子高生)」との秘密の結婚を描いた同名コミックが原作の本作。主演の警察官・功太役を恋愛映画初主演となる亀梨和也、ヒロインで女子高生のカコ役を映画やドラマに立て続けに出演している土屋太鳳が演じる。原作コミックは、年の差カップルのピュアなラブストーリーと二人のまっすぐな想いに思わず泣けて感動すると女子中高生を中心に大ヒットし、累計210万部という売り上げを誇る超人気作となった。
【写真/蔭山勝也、文/河野康成】
映画『PとJK』は2017年3月25日(土)より全国で公開!
監督:廣木隆一
原作:三次マキ「PとJK」(講談社「別冊フレンド」連載中)
出演:亀梨和也、土屋太鳳、高杉真宙、玉城ティナ、西畑大吾(関西ジャニーズJr.)/ 村上淳、ともさかりえ、大政絢、田口トモロヲ
配給:松竹
© 2017 「PとJK」製作委員会