約1700年、長さ21196.18キロメートルを誇る人類史上最大にして最長の建造物である「万里の長城<グレートウォール>」が築かれた“目的”がついに明かされる―。史実とともに数々の伝説も伝えられてきた万里の長城を舞台にした伝説の戦いがアクション超大作として描かれる。本作でメガホンを取るのはアクションに洗練されたビジュアルスタイルを取り入れたことで世界的な称賛を受ける巨匠チャン・イーモウ監督。さらにマット・デイモンが主演を務め、ジン・ティエン、アンディ・ラウなど世界を代表する豪華キャストが集結している。
今回解禁されたのは、マット・デイモンが鋭い眼差しで赤い弓を目一杯に引く姿と、背後に悠々とそびえ立つ万里の長城が印象的なポスタービジュアル。ポスターには“誇り高き仲間を信じて、伝説に立ち向かえ。”と力強く記されており、マット演じるウィリアムの眼差しからも感じられる強い意思に、仲間たちが同調するような凛々しい表情で立ち並んでいる。万里の長城の壁面に写されたおびただしい数の敵を見ると、5人の前に立ちはだかる”伝説”と呼ばれる謎の敵との壮絶な戦いを予感させる。
本作の舞台ともなる万里の長城のセットを制作するにあたり、『シカゴ』(2002)と『SAYURI』(2005)で2度アカデミー賞美術賞を受賞し、3度ノミネートされているプロダクション・デザインのジョン・マイヤーは、これまで体験した事のない手法に驚愕したという。「私がロサンゼルス流の壁の作り方(プレハブの壁板を使用)をチームに説明すると、彼らは私を異星人を見るような目つきで見た。だから、彼らはどのように長城を作るつもりなのか聞いてみた。すると、石とレンガを積み重ねて隙間を土で埋めると言うから、思わず『本物の長城みたいに?』と聞き返してしまった。こうして、私たちの長城も12世紀に存在した長城と同じ方法で作ることになった。長城の外観に20万個ものレンガを使ったよ!」とその並々ならぬ製作過程へのスタッフの意気込みを感じさせる。
さらに、弓の名手を演じるマットには、弓馬術の世界記録保持者のラヨシュ・カッシャイのサポートがついた。マットは「ウィリアムをいろんな方法で矢を放てる兵士にしたかったから、ラヨシュにはたくさんの射撃方法を教えてもらった。3本の矢を片手に持って弓の右側から放つ方法や、弓手に矢を持ってそのまま放つ方法なんかをね。ラヨシュからはアーチェリーの技術以上のことを教わった。彼と一緒にいるうちに、彼の中にある冷静さや安定性に気づくんだ。彼が精神統一している様子は役作りの上で大きな参考になったよ」と、役作りにも影響したトレーニングについても語っている。
映画『グレートウォール』は2017年4月14日(金)より全国で公開!
監督:チャン・イーモウ
出演:マット・デイモン、ペドロ・パスカル、ウィレム・デフォー、ジン・ティエン、アンディ・ラウ
配給:東宝東和
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