『キセキ ーあの日のソビトー』の大ヒット御礼舞台挨拶が2月12日（日）にMOVIX仙台で行われ、松坂桃李、菅田将暉、横浜流星、成田凌、杉野遥亮、兼重淳監督が登壇した。

公開3週目の2月11日（土）現在で興行収入8.5億を超える大ヒットを記録している本作。今回、劇場にキャストを呼ぶ投票キャンペーン「キセキを呼ぼうキャンペーン」で1位に輝いたMOVIX仙台にて、大ヒット御礼舞台挨拶が行われた。満席となった開場では松坂、菅田、横浜、成田、杉野らが280人の観客とともに劇中でも披露される「道」を合唱するなど大いに盛り上がったイベントとなった。

「道」の合唱中に、客席からキャストが登場すると、会場を埋め尽くした観客からは大きな歓声が起こった。松坂が「本当に仙台の皆さん有難うございます。4万5000票、すさまじいですね」とその人気の高さに驚きを隠せない様子を見せると、菅田は「今日はグリーンでなく、ずんだカラーです。“ずんだまさき”です」と笑いを誘った。会場でもある仙台で好きなものを上げてほしいという質問に菅田と成田は「ずんだシェイクがめちゃくちゃ美味しくて、芸名変えようと思った」と笑顔。

本作の大ヒットに対して、周囲からも反響があるようで兼重監督は「40年ぶりに幼馴染から家族で見ましたよと連絡がきました」と感慨深い様子。さらにステージの登場した戦国武将キャラ「ねこまさむね」くんからさらなるヒット祈願として“触れるとキセキが起こる”と言われる愛刀で、キャストがまさかの正座で注入される展開に。最後はなぜか“喝”を受けた杉野遥亮だけ斬られる効果音が発すると杉野は「超痛かった～」と苦笑した。

最後に菅田は「ずっとグリーンボーイズとして“道”を歌いたいと思っていて、今日初めてみんなで歌えていい最後になったと思いました」とメッセージを送り、松坂は「心から感謝しています。今日ここで一旦、舞台挨拶が終わりますが、皆さんの応援と愛情の支えで、ここ仙台で（舞台挨拶が）できたことを嬉しく思います」と改めて感謝の気持ちを語った。

この日、舞台公演のため1回目の舞台挨拶の登壇は予定のなかった横浜は等身大パネルでの参加だったが、滑り込みで舞台挨拶終盤に登場。登壇中のキャストとハイタッチで舞台に登壇するというサプライズに会場はさらにヒートアップし、横浜が揃ったところで改めてアカペラで「道」をパフォーマンスするダブルサプライズにファンは大熱狂する場面があった。「（1回目の舞台挨拶に）間に合ったことがキセキ！」と松坂と菅田も驚き、息をきらしながらも横浜は「ありがとうごございます、間に合ってよかったです！」と笑顔でファンに答えた。

本作は、GReeeeNの名曲「キセキ」誕生のバックボーンとなる“ある兄弟の物語”。GReeeeNのプロデューサー・ジンを演じる松坂桃李とジンの弟でGReeeeNのリーダー・ヒデ役の菅田将暉をW主演に迎え、家族との衝突を経て、仲間と共に自分のやりたいこと、進むべき道を見つけ出す姿を描く。ヒデの恋人・理香役に忽那汐里、医者で厳格な父親・森田誠一役に小林薫、母・珠美役に麻生祐未が演じ、さらに平祐奈、早織、奥野瑛太、大村真司、野間口徹ら実力派キャストが共演する。