“史上最も有名なファーストレディ”として熱狂的な人気を獲得していたアメリカのジョン・F・ケネディ大統領夫人、ジャッキーことジャクリーン・ケネディ。激動の人生を歩んできた彼女がケネディと結婚してからの10年間を徹底的にリサーチし、知られざるジャッキーの真実に迫る感動作に仕上げた本作。自らの知性と才覚、そして深い愛で“ケネディ大統領”を創り上げてきた“名プロデューサー”の姿が今、明らかになる。
ジャッキーがファーストレディになり、まず行ったのは“ホワイトハウスの修復”。「ホワイトハウスは単に大統領の自宅兼仕事場ではなく、アメリカの歴史、芸術、文化、国家のプライドを象徴する場所でなければならない」と考えたジャッキーが、自身で調達した資金でホワイトハウスを修復した後、TV番組「A Tour of the White House with Mrs. John F. Kennedy」が全米で放映された。史上初めてホワイトハウス奥深くにテレビカメラが入り、エミー賞を獲得した番組が1962年2月14日に番組が放映されてから55年、本作で完全に再現された番組の製作風景がついに公開される。
今回解禁された映像では、驚くべき撮影方法が次々と明かされている。同番組を再現するために、撮影クルーはまずパリのスタジオでホワイトハウスの一部を建設しており、一から作られたそのセットで、当時とまったく同じ立ち位置でナタリーがハウスの内部について説明する様子が伺える。パブロ・ラライン監督は「シーンの一つ一つ、当時を再現している。セリフも一言も変えてないんだ」と説明し、各シーンでのジャッキーの動作が全て完全再現され、モニター上では、ナタリーとジャッキーの動作が完全にシンクロしている様子が―。また当時のザラついた映像を表現するため、特殊なカメラを用い当時と同じ撮影技術で撮影するというこだわりも覗かせている。
今もなお人々に愛される伝説のファーストレディ、“ジャッキー”ことジャクリーン・ケネディとはどんな人物だったのか。その一面を一足先に垣間見ることができる映像となっている。
映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』は2017年3月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!
監督:パブロ・ラライン
出演:ナタリー・ポートマン、ピーター・サースガード、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ、ジョン・ハート
配給:キノフィルムズ
2016年/アメリカ・チリ・フランス/99分
© 2016 Jackie Productions Limited