映画『ラ・ラ・ランド』は、『セッション』(2014)で世界中を虜にしたデイミアン・チャゼル監督最新作。“夢を追う人が集まる街”LAを舞台に、女優を目指すミアがジャズピアニストのセバスチャンと出会う。やがて恋に落ちる二人だが、セバスチャンが生活のために加入したバンドが成功したことですれ違い始める―。セバスチャン(セブ)役を実力派俳優のライアン・ゴズリング、ミア役をエマ・ストーン、さらに『セッション』での熱い演技が高く評価されたJ.K.シモンズなど豪華キャストが集結。
セブが渋滞の高速道路で出遅れたミアにクラクションを鳴らすなど最悪な出会いから始りる物語。しかし、いつしか恋に落ち、お互いの夢を応援しあう仲に―。ふたりの物語を色鮮やかな世界観へと導くのがロマンティックな街ロサンゼルス。そのLAの魅力を劇中のロケーションでの場面写真が一挙解禁された。
110フリーウェイと105フリーウェイの交差点
ロサンゼルス国際空港から東に伸びる105フリーウェイと、南北に伸びる110フリーウェイが交差する部分で、ここからは遠くにダウンタウンの摩天楼が見える。このオープニングの群舞シーンの撮影は、40度近くある週末にフリーウェイの一部を閉鎖し、ほんのわずかな時間でワンテイクで行われた。
ワーナー・ブラザースのスタジオ
女優になる夢をかなえようと、田舎町からロサンゼルスへ出て来たミアが、バリスタとして働きながら、オーディションを受ける日々を送るスタジオのカフェ。映画に出てくるこのカフェの外の風景は、実際にワーナー・ブラザースのスタジオで撮影されたもの。ただし、ショップの内観は、映画のために作られたセット。
グリフィス・パーク内のFern Dell Park
ミアが黄色いドレスを着てセブとダンスをする最も印象的なシーンが撮影された場所。広大な敷地にグルフコース、テニスコート、動物園などがあり、地元の人に愛されている。このシーンのナンバー「A Lovely Night」はエマのお気に入り。セブとミアの波長が初めて合う瞬間で、6分にも及ぶシーンがカット無しで撮影された。
グリフィス・パーク天文台(プラネタリウム)
グリフィス・パークの中にある天文台は、過去に『理由なき反抗』から『イエスマン “YES”は人生のパスワード』など、数多くの映画のロケに使われている。ただし、プラネタリウムの中のシーンは、撮影用に作られたセットで撮影された。振付師のマンディ・ムーアにとって、この映画の一番の見どころはこのプラネタリウムのナンバー。ワイヤーの上でライアンとエマがワルツを踊るという構成にし「無重力ダンス」と名付けた。
The Lighthouse Café(ジャズバー)
セブが演奏しているジャズバーの内観シーンは、LAにあるレストランやバーの場所を借り、映画にふさわしい飾りつけで撮影されている。ただし、店の名前が大きく書かれた外壁が出てくるThe Light House Caféは、ハモサ・ビーチに実在するジャズバー。セブとミア2人の心がすれ違うきっかけとなる人物キース(ジョン・レジェンド)と出会う場所。
Angels Flighrt(ケーブルカー)
ミアとセブが乗るケーブルカーは、L.A.ダウンタウンのヒル・ストリートにあるエンジェルズ・フライトという名の、ランドマークに指定されているケーブルカー。現在は動いていないが、この映画の撮影のために、特別に動かしてもらった。このケーブルカーの乗り場から道を渡ってすぐのグランド・セントラル・マーケットも、映画の中にちらりと登場する。
映画『ラ・ラ・ランド』は2017年2月24日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国で公開!
監督・脚本:デイミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、J.K.シモンズ
配給:ギャガ/ポニーキャニオン
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Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND.Photo courtesy of Lionsgate.